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「ハルカの陶」に触発?備前の郷に陶芸家志す女性が続々

 この窯元での修業などを経て独立し、隣の同県和気町で活動する山村富貴子さん(41)=大阪市出身=は「重い大きな作品は体力的に無理なので、ネコなど動物をモチーフにした小物を中心に作っている」という。「まだ窯もなく、ときには備前焼以外の作家さんらとも協力しながら何とかしのいでいる」というが、独自の作品は一定の支持を得ている。

 桃蹊堂のある伊部地区は窯の煙突が林立する町並みで知られるが、市の改正環境保全条例(21年度施行)で、煙突新設時に半径200メートル以内の住民同意が必要となるなど規制が厳しくなった。このため、新たに活動する作家らは住民の少ない郊外を活動拠点に選ぶ傾向にある。

 5年間の修業を終え3月限りで桃蹊堂を巣立つ田計(でんけい)珠美さん(31)=京都市出身=は、約30キロ離れた同県赤磐市の山中に工房を確保し、今後は窯も築く予定。「大阪からついてきてくれた主人は包装紙のデザイナー。早くそれに包んでもらえる作品を出さねば」と話す。

 映画「ハルカの陶」は10月に県内で先行公開される。末次成人監督(42)は「映画に影響されて備前焼を志す女性が増えるような作品に仕上げたい。時代のトレンドは女性でつくられることが多いので、これが男性の新たな志望にもつながり、備前焼全体の活性化になれば」と、作品への思いを強めている。

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