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「ハルカの陶」に触発?備前の郷に陶芸家志す女性が続々

備前陶芸センターで研修に励む三船好野さん、石森香菜さん、菅谷さおりさん(左から)=岡山県備前市
備前陶芸センターで研修に励む三船好野さん、石森香菜さん、菅谷さおりさん(左から)=岡山県備前市
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 日本遺産にも認定された日本六古窯の一つ、備前焼がテーマの映画「ハルカの陶(すえ)」の制作が今秋の公開を目指して進んでいる。陶芸家を志し、産地の岡山県備前市に都会からやってきた若い女性の奮闘を描いた漫画が原作の映画。漫画に触発されたのか、同市の陶工養成所には近年、女性の研修者が増え、卒業生は地元で工房を構えるなどして活躍。「男性が主だった伝統工芸の世界に女性の感性を」と期待されている。(横山一彦)

 映画「ハルカの陶」は岡山市内の漫画家、西崎泰正氏(45)が描いた同名の漫画が原作。女優の奈緒さん演じる主人公の「小山はるか」は東京の平凡な25歳のOLで、百貨店の陶芸展で見た備前焼の大皿に衝撃を受け、会社を辞めて単身、備前市へ。その大皿を作った新進気鋭の作家に弟子入りし、苦難を乗り越えながら、たくましく成長していく-というストーリー。昨年、備前市などでロケが行われた。

 実際にはどうだろうか。同県の作家や窯元で構成する岡山県備前焼陶友会が運営し、陶工を養成する「備前陶芸センター」では、平成30年度の研修生は男性1人に対し、女性は石森香菜さん(36)、菅谷さおりさん(26)、三船好野さん(20)の3人。3月29日が卒業日だ。

 三船さんは岡山市内の自宅から通うが、石森さんは広島県呉市、菅谷さんは茨城県古河市の実家を離れて備前市に借家住まい。3人とも大学や高校は美術系だが、陶芸は初めてという。

 石森さんは介護用品の製造、菅谷さんはグラフィックデザイナーをしていたが、「パソコン画面を相手にした日々の業務に疲れ、無性に土に触りたくなった」などの理由で陶芸家を志した。備前焼に定めたのは、多くの人が魅力に挙げる「うわぐすりを使わず、最も土に近い陶器だから」。

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