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商業捕鯨再開のクジラ 食べておいしさ知って

クジラ料理のワークショップで、鯨種による味や食感の違いを知るため、味噌に漬けたクジラの本皮を試食する参加者(撮影・平沢裕子)
クジラ料理のワークショップで、鯨種による味や食感の違いを知るため、味噌に漬けたクジラの本皮を試食する参加者(撮影・平沢裕子)
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 各地でクジラを食べるイベントが開かれている。政府が昨年12月、国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退と今年7月からの商業捕鯨再開を表明したことで、再び食卓にのぼる可能性が出てきたからだ。日本の伝統食だが、もはや食べ方を知らない人も少なくはない。「おいしさを知ってほしい」と関係者は呼びかけている。(文化部 平沢裕子)

高タンパク・低カロリー

 「おいしい!」

 「懐かしい味。これが食べたかったのよね」

 3月14日に東京都内で開かれた「クジラ料理のワークショップ」。竜田揚げやクジラ汁、クジラ飯など家庭で食べるクジラの定番料理が振る舞われ、参加者たちからは歓声があがった。

 主催したNPO法人「海のくに・日本」理事長の白石ユリ子さん(85)は「クジラは高タンパク・低カロリーの理想的な食肉。日本人は大昔からクジラを食べており、祖先から受け継がれてきた食文化を大切にすることは、私たちの健康な人生を守ることにもつながる。クジラ料理を食べ続けるためにも、多くの人にクジラのおいしさを知ってもらいたかった」と話す。

 宮城県女川町(おながわちょう)でも24日、東日本大震災からの復興を目的に開催した「女川町復幸祭」で、日本捕鯨協会がクジラ汁約800食をふるまった。

 かつて捕鯨が盛んだった同町では、刺し身や竜田揚げとして使うことが多い赤身がよく食べられ、平成7(1995)年からは学校給食で年1回、竜田揚げなどのクジラ料理が提供されている。だが、クジラ汁はクジラの皮を使う料理のため、年配者でも食べたことのない人が多かったという。

 同協会事務局は「クジラ汁は、皮を食べる食文化のある函館や新潟でよく食べられていた料理。女川町ではなじみがないが、クジラにはいろいろな料理があることを知ってもらいたかった」と説明する。

縄文時代から

 四方を海に囲まれた日本では、クジラは古来よりさまざまに利用されてきた。同協会によると、縄文時代にはすでに食用のほか、骨などが土器の製造台に用いられていたことが分かっている。

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