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【河村直哉の時事論】韓国と自由主義国を脅かす「分断」

 たとえば保守系「自由韓国党」の院内代表が、文大統領は金委員長の「首席報道官」になった、という米メディアの表現を引き合いに出した。与党「共に民主党」は「国家元首への冒涜(ぼうとく)」などと反発し、その米メディアの記者を個人攻撃するという事態があった。

 このような分裂を喜ぶのは北朝鮮なのである。一つの国で保革の対立はある。しかしそれが度を超えるのはよくない。北朝鮮に対峙(たいじ)する際の国論がまとまらず、結果として迷走し相手を利することになる。

 朝鮮日報はあるコラムで、意気消沈していた保守派が反撃を始め、親文在寅派との対峙局面が続くという政界関係者の見方を紹介していた。確かにその心配はある。

 米国と韓国の距離も気がかりである。南北が北朝鮮・開城(ケソン)に開設した共同連絡事務所から、北朝鮮が人員を撤収させると、事態を懸念する声は高まった。

 米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は23日、「北朝鮮は韓国と米国を分断させる試みを強めている」との見出しの記事を載せた。朝鮮日報日本語電子版の社説も厳しい見方を伝えた。「韓米対立の溝が深まり、米国は文大統領の言葉を信用せず聞き入れないということが確認されるや、北朝鮮も『文在寅政権にはもはや利用価値がない』と判断したのだろう」としている。

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