PR

ニュース プレミアム

【河村直哉の時事論】韓国と自由主義国を脅かす「分断」

韓国の文在寅大統領(AP) 
韓国の文在寅大統領(AP) 

 2度目の米朝首脳会談が物別れに終わってから、韓国内外で文在寅(ムン・ジェイン)大統領への風当たりが強くなっている。米国と北朝鮮の仲介者としてふるまってきたものの成果が出ないのだから、無理もない。

予想されたシナリオ

 米紙ワシントン・ポスト電子版は15日、「ハノイ決裂後、仲介者としての文大統領の信頼は風前のともしび」との見出しの記事を掲載した。ワシントンや国連からも文氏に批判が出ているとし、「北朝鮮の最近の非妥協的な行動は文氏の仲介能力の限界をある程度反映している」などとする専門家の見方を伝えている。

 韓国紙の日本語電子版も相次いで文氏に批判的な記事を載せた。

 朝鮮日報は「四面楚歌(そか)の文在寅大統領」と題したコラムで「トランプ米大統領が文大統領を信頼していなければ、金委員長(金正恩=キム・ジョンウン=朝鮮労働党委員長)も文大統領を重視しない」とした。

 中央日報は15日発表の世論調査で文氏の支持率が就任後最低の44%となったことを伝え、「南北関係は薬効が尽きた」などとする議員の声を紹介した。

 韓国内外のこのような見方はおそらく正しい。というより、この事態は予想されたシナリオの一つだった。残念だがそれが早い段階で現実になったというにすぎない。

ソ連「平和攻勢」を想起

 北朝鮮が挑発から一転、ほほえみ外交に舵を切り、親北の左派系大統領が北の描いた土俵に乗ったときから、不安はくすぶり続けていたといってよい。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ