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関空の鉄道、台風被害から異例のスピード復旧 1カ月が2週間

復旧へ最終作業が進む関空連絡橋の鉄道部分。撤去された道路のすぐ横で線路の補修が行われた=昨年9月16日(奥清博撮影)
復旧へ最終作業が進む関空連絡橋の鉄道部分。撤去された道路のすぐ横で線路の補修が行われた=昨年9月16日(奥清博撮影)
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 昨年9月、台風21号による高潮や強風で甚大な被害を受けた関西国際空港。対岸との連絡橋にタンカーが衝突し、空港利用者らを運ぶ鉄道も連絡橋を走っていたため不通となったが、2週間という早さで復旧を成し遂げた。復旧現場を指揮したJR西日本近畿統括本部の田淵剛施設課長は「海外からの旅行者であふれる関空の姿は、技術者としてこの上ない喜び」と振り返った。(藤谷茂樹)

 「想像を絶する」被害

 関空連絡橋は全長3750メートルの世界最長のトラス橋だ。トラスとは鋼材を三角形になるように接合した骨組みでつくられた構造を指し、関空連絡橋は全6車線の道路の下、トラスの中を鉄道が駆ける。

 昨年9月4日昼、台風21号による強風で流されたタンカーが連絡橋に衝突。道路部分の橋桁は大きく破損して最大4メートルずれ、鉄道部分に覆いかぶさった。「1週間は泊まり込みになるな」。映像を目にした田淵さんは、こう覚悟したという。

 翌5日朝、現場の「想像を絶する状況」に圧倒された。道路部分の橋桁が、架線を支えるビームや欄干など構造物を破壊し、鉄道部分の橋桁も最大50センチ動いていた。

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