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【ソウルから 倭人の眼】気づけば韓国孤立? 北にのめり込み自縄自縛

昨年4月、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と握手をする韓国の文在寅大統領(右)=AP
昨年4月、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と握手をする韓国の文在寅大統領(右)=AP

 2月末のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わってほぼ1カ月。北朝鮮との関係に理想を描き、米朝の仲介者を自任している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権だが、今や韓国では「国際的孤立」を懸念する声まで出ている。くすぶる日中との関係のほか、国内経済も悪化を続けている。唯一頼みの米朝、南北関係も含め、先が一層見通せなくなっている。(ソウル 名村隆寛)

■最も落胆したのは

 1カ月前、韓国では官民を挙げて、米朝首脳会談の成功への期待が異様に高まっていた。韓国の政府やメディアは「何らかの合意や共同声明」が出ることを当然視し、米朝首脳会談を見守ったが、結局は物別れ。韓国メディアは「残念な結果に終わった」と落胆を隠せず、直後の大統領府の会見もため息まじりの元気のないものだった。五輪でメダルを逃した際の韓国の姿を見ているようだった。

 文在寅大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談を終えたトランプ米大統領から、引き続き「北朝鮮との仲介」を依頼されたという。だが、米朝首脳会談を振り返れば、米朝両首脳とも直接交渉に集中し、韓国は眼中になかった。韓国は会談の主人公のように最も盛り上がり、そして最も落胆したに過ぎない。

■米朝仲介を諦めない

 文氏は3月1日、米朝首脳会談の“成功”を受けて、日本の朝鮮半島統治に抵抗して起きた「三・一独立運動」の100周年記念式典に臨むはずだった。だが、目算は外れた。演説内容が直前に修正されたことは明白だ。

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