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【太陽光発電は人を幸せにするか】(31) 一度、崩落すれば「放置」されたまま 

 全国で初めて業者が行政指導を守らないとして、経済産業省に改正FIT法に基づき通報された太陽光発電所が福島県いわき市にある。

 同市小名浜上神白(かみかじろ)。70歳の男性は自宅の裏山にできた太陽光発電所に悩まされてきた。

 太陽光発電所を造成したのは、電力小売り、太陽光発電事業を手がける東京都渋谷区の会社。

 男性は「29年7月から8月にかけて樹木の伐採を業者が始め、倒木が車道側に倒れたまま2カ月放置されたこともあった。水戸市のコンサルタントが私の自宅に『開発許可をもらっています』と言いに来たことがあったが、工事はでたらめ極まるものでした」と話す。

 男性によると、太陽光発電所の工事中にがけ崩れが4回、土砂の流出も5回あった。地域住民の通報、中断、再開を繰り返した末、「必要書類を市に提出するように促すため、電話したことがあったんですが、会社は電話にも出なかったんですよ」(男性)

 30年1月、この太陽光事業会社は、福島県白河市の建築工事会社にID(売電権)を転売してしまった。30年6月に売電は始まった。

 「発電所の電気配線はむき出しのままで、ずさんなもの。崩落は相変わらずで、一度は土砂がうちの庭まで流れてきました。それでも業者は工事を強行したんです」(男性)

(WEB編集チーム 三枝玄太郎)

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