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【大人の遠足】国内外のたこ文化を一堂に 東京・日本橋「凧の博物館」

日本各地、世界各国のたこが所狭しと並ぶ凧の博物館=東京都中央区(鈴木美帆撮影)
日本各地、世界各国のたこが所狭しと並ぶ凧の博物館=東京都中央区(鈴木美帆撮影)
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 日本橋の一角、行列ができる西洋料理店「たいめいけん」。そのビルの5階に「凧(たこ)の博物館」がある。そう広くはないが、レトロな雰囲気の館内に、所狭しと並ぶたこ、たこ、たこ…。なじみのある形から「これがたこ?」というものまで。「正月の子供の遊び」ではない、ディープなたこの世界へようこそ。

 地域でいろいろ

 陳列棚や壁だけではなく、折り重なるように頭上にも広がるたこたち。武者や鬼が描かれている和だこややっこだこは見慣れている。が、手のひらほどの小さなたこ、立体的な鳥や自転車、きらびやかで巨大な外国製…。「揚がるの?」とたこの概念を覆させられる。

 「小さいけれど伝統が残っている場所だよ」と館長で、たいめいけん2代目の茂出木(もでぎ)雅章さん。同館は「空から消えていった和だこを残して伝えたい」と、たこが趣味だった創業者で父の心護(しんご)さんが自らのコレクションを中心に始め、3000点を超える収蔵品のうち、約500点を展示している。

 竹と和紙を使って作られた日本の和だこだが、その形や種類は無数。主に平面的な角だこ、半立体のやっこだこ、立体的なとんびだこがあるが、地域によってたこの命である風が異なるため、形や絵柄に各地の特徴が備わり、発展していった。

 例えば、「ハタ」と呼んでいる長崎県ではオランダ国旗の色が用いられ、日本海側の地域は外敵や魔を払う鬼などいかつい絵柄。雪の上を舞う青森県では銀世界に映えるように大きく原色。都内では家に飾ることもあったため、絵柄に富んでいた。同館にもそれらのたこが並び、見比べるのも面白い。

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