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劇場からカフェへ…模索続く関西演劇界に新しい「場」

エッグプラントの店内で芝居の稽古に励む人たち=神戸市中央区
エッグプラントの店内で芝居の稽古に励む人たち=神戸市中央区
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 飲食店の一部を舞台にして芝居を上演する「カフェ公演」が話題になっている。営業時間中の店内で突然、寸劇を展開するなど目の前で繰り広げられる出来事に驚く来店客も少なくないが、客席との距離が近くて演劇が身近に感じられると好評だ。演者側も「これが劇場に足を運ぶきっかけになれば」と期待を寄せる。昭和から平成に移る頃に小劇場ブームを巻き起こした関西演劇界は、有力劇場の閉鎖などもあって低迷を続けている。俳優らに発表の場を提供したいとする店舗経営者らの新しい試みが定着するのか-。(上岡由美)

「挑戦と癒やし」自由に表現できる場を

 神戸北野異人館街の近くにあるLive&Bar「エッグプラント」(神戸市中央区)に入ると、バーカウンターの向こうで4月20日に上演予定の芝居「ザ★こまったちゃん」の稽古が行われていた。

 オーナーの大下雅子さん(44)は「資金がない、動員に合った場所がないなど、表現をしたくても発表の場がなくて夢をあきらめた人をたくさん見てきました。そういう人たちを後押ししたい」と、昨年4月に同店をオープンした理由を語った。

 学生の頃にはダンスをしていた大下さんは、劇場をつくりたいという夢を持っていた。「表現をしたい人たちが、気軽に“第一歩”を踏みだせる場所を提供したい」と思い、俳優の友田かずをさん(52)、劇団主宰者の濱谷晶子さん(52)、バーテンダーの松本直也さん(27)に声をかけて共同で店を運営している。

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