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発達障害の学生の就職、連携してサポート

初めて開かれた就活イベント「みんなでサポート就活」=2月20日、大阪市北区の関西大学梅田キャンパス
初めて開かれた就活イベント「みんなでサポート就活」=2月20日、大阪市北区の関西大学梅田キャンパス
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 発達障害のため、なかなか就職が決まらない学生を大学と民間の就労支援事業所などが連携して支援しようという取り組みが、関西で始まった。今年2月には、大学が蓄積している学生の得意なことや配慮すべき事情などの情報を的確に企業に伝えるシステムを使った初のマッチングイベント「みんなでサポート就活」を実施。会社見学やインターンシップを経て、企業側は発達障害を抱える学生たちの適性を見極め、学生も働きやすい環境を探す取り組みだ。(加納裕子)

■支援者が見守る就活イベント

 2月下旬、大阪市北区の関西大学梅田キャンパス。大ホールに、リクルートスーツを着た学生22人と、障害者雇用を行う関西企業5社の人事担当者、自治体や大学、民間の就労支援者らが集まった。

 発達障害者の就職にあたっては、他の多くの学生と同じ条件で企業に応募する「一般雇用枠」と、障害者手帳を取得し、周囲の人から配慮を受けながら働く「障害者雇用枠」がある。マッチングイベントは事務系職種の障害者雇用、一般雇用、IT職種の障害者雇用-に分けて3日間行われ、初日のこの日は事務系職種の障害者雇用が対象だった。

 企業のPRタイムでは、自然派商品などを手がける「サラヤ」(大阪市東住吉区)の担当者が「障害者は営業の生産性向上につながり、戦力になる。皆さんのパフォーマンスを発揮できるようサポートしています」とアピール。ポンプの製造などを行う「鶴見製作所」(大阪市鶴見区)の担当者は「在宅勤務なので、通勤や人間関係がありません」と特徴を説明した。その後、各企業のブースを学生2~3人ずつのグループがまわり、面談した。

 企業側には、大学の支援担当者が学生一人一人について長所や苦手なこと、必要な配慮などを記した資料が渡されており、面談は終始、和やかな雰囲気。学校や福祉施設などで給食サービスを展開する「日米クック」(大阪市北区)の総務部長は「外食産業は人材確保に四苦八苦しており、いろんな方に働いていただきたい。こうしたチャンスはありがたい」と話した。

 京都外国語大学4回生の女子学生(22)は「昨年の3月から就職活動を始め、まわりはみんな就職が決まっているのに、私は終わっていない。地獄やと思っています。早く就職活動を終わらせないと」。

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