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飯豊まりえ、念願の声優に「大御所」から助言

「劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ」で声優に初挑戦した飯豊まりえ(酒巻俊介撮影)
「劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ」で声優に初挑戦した飯豊まりえ(酒巻俊介撮影)
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 モデル出身の女優、飯豊(いいとよ)まりえ(21)が、次々と新境地に挑んでいる。アニメ映画「劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ」(こだま兼嗣総監督、公開中)では、ヒロインの声を担当。実は声優は、念願の仕事だったという。(文化部 高橋天地)

充実の裏で

 実写映画だけでも、今年は3本に出演する。しかも、多彩な役をこなす。

 「トラさん 僕が猫になったワケ」(筧昌也監督、公開中)では、人間の生まれ変わりである白い猫を愛らしい仮装で“怪演”している。「惡の華」(井口昇監督、今秋公開)では文学少女、「冬のふわふわ」(向井宗敏監督、今冬公開)では、仕事に悩む女性役で主演する。

 さらに、秋には「流れ星」(宅間孝行作・演出)で舞台にも初挑戦する。

 「やるからにはいろいろな演技に取り組み、自信をつけたかった。子供向けの戦隊シリーズや時代劇にも出演しました。意識的に“新機軸”に挑戦してきた」

 しかし、これほど充実しているのに、どこかに満たされない気持ちがあった。

 「何が何でも一度は声優に挑戦したかったのに、なかなか実現しなかった。周囲にアピールしても、声はかからなかった。きちんと声優の専門学校に通わないと、だめなのかもしれない…」とあきらめかけていた。

母の影響

 声優へのあこがれは、アニメ好きの母親の影響が大きい。なかでも漫画家、北条司(ほうじょう・つかさ)の人気作「キャッツ?アイ」や「シティーハンター」の大ファン。

 飯豊も自然と「衛星放送のアニメ専門チャンネルと契約してもらい、暇さえあれば自宅でアニメの名作を鑑賞する日々」を送るアニメ好きになった。

 モデルや女優の仕事をするうち、少しずつ「いつか声優にも挑戦したい」と考えるようになった。 

 「声だけを“武器”に鑑賞する人の心を揺り動かしたり、温かくしたり、豊かにもできる。人生観に影響を与えることすらあるかもしれない。これはすごい技だ、と気づいた」

 だが、声優の仕事はこなかった。

舞い込んだ大役

 狭き門なのだろう-。そう自分に言い聞かせ、「朗読劇に出演したり、テレビ番組のナレーションを続けたりしながら、少しずつ声優のチャンスを手繰り寄せるようなスタンスで仕事に臨んでいました」。

 そこへ舞い込んだのが、「劇場版シティーハンター」のヒロイン、進藤亜衣役だった。

 亜衣はCMや雑誌で活躍するモデル。大学で医学を学んでいたが、本当にやりたいことが分からずに休学中だ。科学者の父親が事故で亡くなってから、謎の男たちに命を狙われるようになり、主人公の冴羽●(=狩の守が僚のつくり)(さえば・りょう)(声・神谷明)にボディーガードを依頼する。

 「大役で驚きました。すごく光栄です。同時に緊張もしました。声優は初体験ですからね。声だけで演技をする。どうなるのだろう…」

意外な現場

 収録が始まると戸惑った。「完成したアニメを見ながら声を吹き込むものだと勝手に考えていた」が、実際には絵コンテ(アニメなどの設計図)を使って、少しずつ吹き込む作業だった。

 「想像とまったく違いました。何かトラブルが起きたのかとさえ思った。最初のうちは、調子がつかめませんでした」

 四苦八苦していたら、主役を演じる大御所声優、神谷明(72)から「登場人物の感情をしっかりと演じるイメージが大切」と助言された。

 「絵コンテに合わせてアフレコできるのは、幸いだと思ってほしい。実際、アニメの口の動きに合わせるほうが大変ですよ。しっかりお芝居をして、楽しむことです」

 飯豊は「声優の技術を持たない自分に、最低限求められる部分だ」と考え、懸命に取り組み、少しずつペースをつかんだ。

 「亜衣役は自分と同じモデル役で親近感がわいたし、イメージもしやすかった。全般的には楽しく演じることができました。また、挑戦したいです」と悲願の声優挑戦を満足そうに振り返る。

 飯豊まりえ(いいとよ・まりえ) 平成10年1月5日、千葉県生まれ。9歳でモデルデビュー後、女優活動もスタート。NHK朝のテレビ小説「まれ」など多くの話題作に出演。連続テレビドラマ「花のち晴れ~花男next season~」(30年)で主人公の恋敵メグリンを好演し話題に。今秋には初の舞台出演も控える。

 「シティーハンター」 昭和60年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載がスタート。東京・新宿でボディーガードや探偵仕事を請け負う凄腕のスナイパー、冴羽●(=狩の守が僚のつくり)の活躍をコメディータッチに描く。62年からテレビアニメが放送されたほか、4作の劇場版アニメが製作された。原作の累計発行部数は5000万部超を記録した。

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