PR

ニュース プレミアム

【川村妙慶の人生相談】仕事に集中したいだけなのに…

イラスト・千葉真
イラスト・千葉真

相談

 40代の女性。職場は、仕事中でも私用のスマートフォンを見ることができます。私は仕事に集中したいので、着信音を切り、振動にしています。

 時折、会社の先輩からスマホに雑談レベルのメッセージが届きますが、あまりスマホやSNSを気にかけていないため、即座に返信ができないときがあります。

 そんなことが度重なり、先輩から「遅い」とそしられるようになりました。先輩をないがしろにしているわけではなく、仕事に集中したいだけなのですが…。遅い、のろい、と言われるたびに「すみません」とわびるのも、うんざりしてきました。(東京都、会社員)

回答

 ようこそお便りくださいました。仕事中に、度重なる雑談応対、うんざりしますよね。とはいえ先輩に「何度も送らないで」と伝えると溝が生じます。そこで先輩に「後輩も忙しいのだな」と思ってもらえるように、先手を打ってはいかがでしょうか。

 例えば「先輩、いつも視野が広がるようなメッセージをありがとうございます」と立ててから、「こちらも何とか仕事をがんばっています。実は、プライベートで何かと気がかりな事が増えてきました」と状況をやんわり知らせ、最後に「どんくさい私は一つのことしかできず、マメに返信ができず迷惑をかけています。落ち着きましたら、こちらから連絡させていただきます」と伝えたらどうですか?

 私のホームページには毎日100通ほどのお悩みが送られてきます。返信には時間がかかりますが、送ってくださる方には私と一対一の世界しか見えていませんし、返事を急ぐ方もおられます。だから私は「今、様々(さまざま)な案件が立て込んでいます。返事にはかなりの時間がかかります。ご容赦ください」とホームページで掲出しています。

 さて私は「見ざる、聞かざる、言わざる」という言葉を大切にしています。人間関係を築く上で、相手の欠点を「見ようとしない、聞こうとしない、言おうとしない」ようにしています。私を含め、誰しも「自我」の心を持ち、自分中心に物事を見ていく性分があります。

 例えば、自分の長電話は気にならないのに、家族の誰かが長電話して、電話をかけてもつながらないと「ほんと長話だな」と腹が立つ。先日私もそんなことがあって、反省したところでした。

 今は、うんざりと思う先輩も、相談にのってくれる人となるときがあるでしょう。上手につきあってくださいね。

回答者

 川村妙慶 僧侶兼アナウンサー。53歳。ラジオのパーソナリティーとして活動するほか、ブログの法話を日替わりで更新している。著書に『親鸞のことば 人生が変わる』(講談社)など。

相談をお寄せください

 住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、相談内容を詳しく書いて、〒100-8078 産経新聞文化部「人生相談 あすへのヒント」係まで。

 〈メール〉life@sankei.co.jp

 〈FAX〉03・3270・2424

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ