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【志らくに読ませたい らく兵の浮世日記】賛否あるけど爽やか 落語っぽい映画「グリーンブック」

 また『グリーンブック』のような映画を「バディムービー」と言うらしい。友達とか相棒とか、2人の主人公を中心に展開する映画のことだそうだ。よくある刑事ものなんかがこれに当たる。それに旅の映画はやっぱりこの形式が多いのかもしれない。『スケアクロウ』『イージー・ライダー』『テルマ&ルイーズ』など。

 落語でよくある形の一つに、ご隠居さんと八っつぁんの2人だけで話を進めるものがある。「ご隠居さん、こんにちは」なんてんで八つぁんが入ってきて、2人の会話だけで話が続いていく。これも大げさに言えば、バディムービーといえるかも。もちろん映画のような大それたドラマ性はありません。ガサツで乱暴者の八っつぁん。上品で物知りなご隠居さん。その二人のギャップと会話の積み重ねが笑いにつながっていく。

 『グリーンブック』は、アメリカ人のご隠居さんと八っつぁんがそのまんま旅に出たような、そんな感じの映画。やっぱりどこか落語っぽい。

 落語のご隠居さんと八っつぁんは、身分や年齢などが対照的な2人だけども、どことなく気が合って仲がいい。名人上手が演じるほど、2人の仲の良さが浮き彫りになってきて、何気ない会話にも面白みが増してくる。

 映画『グリーンブック』も、2人の主人公の仲良くなっていく様子が楽しく描かれている。主人公のヴィゴ・モーテンセンと、マハーシャラ・アリ。ともに名優で品があって、2人の演じる主人公たちが互いの距離を縮めていく様は、なんともほほえましい。

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