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【志らくに読ませたい らく兵の浮世日記】賛否あるけど爽やか 落語っぽい映画「グリーンブック」

らく兵
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 映画『グリーンブック』。勝手なイメージだけど、タイトルを聞いただけで、なんとなく爽やかそうな映画だ。それがアカデミー作品賞を取ったというので、さっそく見に行った。

 この映画を見ながら感じたのは、どことなく落語に似てるなぁということ。

 旅のお話。ロードムービーである。生まれも育ちも人種も違う、2人のアメリカ人が旅をする。ロードムービーというと、のんびりとしたイメージが浮かぶ。

 落語の旅の話も、のんびりとしたものが多い。「二人旅」「三人旅」「おしくら」「大山詣(まい)り」「宿屋の仇討(あだうち)」などなど。たいした事件は起こらない。起こったところで映画になるほどの大事件でもない。ごくごく他愛のない、ゆったりした話が多い。

 旅の落語で物語の中心となる一つに「旅人たちの仲の良さ」というのがある。落語の背景となるのは江戸や明治の遠い昔。ひたすら歩く、のんびりした旅ではあるけれど、それだけに危険と隣り合わせ。旅人同士で助け合わなければ、旅を成就することは難しい。

 『グリーンブック』は落語ほど昔じゃないけれど、今よりもっと差別があからさまだった時代の、危険な旅の話だ。そういうなかでともに旅を続ける主人公たちが、お互いの気持ちを察しながら仲を深めていくのは、当然のことなのかもしれない。

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