PR

ニュース プレミアム

【河村直哉の時事論】韓国で進む「革命」とは何か

Messenger
日本併合時に起きた3・1独立運動から100年となるのを記念した集会で演説する韓国の文在寅大統領=1日、ソウル中心部(ロイター)
日本併合時に起きた3・1独立運動から100年となるのを記念した集会で演説する韓国の文在寅大統領=1日、ソウル中心部(ロイター)

 文在寅(ムン・ジェイン)政権下の韓国を指して、「左翼革命」など、革命という言葉が使われるのを最近よく目にする。

 現代の世界でかつてのような共産主義革命が起こるとは考えられない。意味しているところは革命にも似た急激な左傾化、ということだろう。では左傾化とは何か。

イデオロギーとしての反日

 たとえば、いわゆる元徴用工への賠償判決は、財産問題の解決を定めた1965年の日韓請求権協定を結んだ、朴正煕(パク・チョンヒ)政権の否定だろう。慰安婦問題の執拗(しつよう)な蒸し返しは、その娘である朴槿恵(クネ)政権による2015年の慰安婦問題に関する日韓合意を、事実上ほごにしている。つまり文政権がしていることは、先立つ韓国の非左派政権の飽くなき否定であるといってよい。

 朴槿恵政権時代の最高裁長官が、徴用工訴訟の判決を遅らせたとして1月に逮捕されたことなども、同じ流れにある。積み重なった弊害を正す、文政権の「積弊清算」の一環だろう。

 先の「三・一独立運動」100周年では、「親日の残滓(ざんし)清算」という言葉も飛び出した。非左派政権下で続いた戦後の自国を否定することが、日本への否定に転じている。ありていにいえば「反日」である。

 筆者は、韓国の反日には大衆の感情的なものと、イデオロギー的なものとの2つの層があると思っている。ここに見える反日は後者である。なぜそのようなことになるのだろう。

建国批判

 前もっていっておけば、筆者は韓国の反日ぶりに辟易(へきえき)しているが、「嫌韓」などという言葉も好きではない。感情的な反発は何も解決しない。なぜこのような事態になっているのかを考えることが必要だと思っている。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ