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「人が殺され」と虚偽通報 警察悩ます悪質110番の実態

 迷惑電話や緊急性のない110番が警察を悩ませている。「人が殺されている」といった虚偽やいたずらの電話から、「タクシーを呼んで」といった管轄外の依頼や間違い電話まで「非有効」の110番は多種多様で、悪質な場合は逮捕者も。警察の業務が妨害されるにもかかわらず、有効な解決策がない昔からの問題について、年間2万件前後の「非有効」110番がある奈良県警のケースを取材し、実態を聞いた。(前原彩希)

「オカンをボコボコに…」

 昨年12月、奈良県生駒市内に住む無職の男(43)から県警に電話があった。

 「今、オカン、ボコボコにしばいたってん。血だらけになっとるわ」

 管轄の生駒署から署員3人が自宅に駆けつけたが、通報内容は虚偽だったことが判明。男は偽計業務妨害の疑いで逮捕された。

 同署によると、男は同10月以降、罵声を浴びせたり抗議や文句を言ったりといった迷惑電話を計220回も県警や同署にかけていた“常習犯”だった。

 また、同月にはこんな110番があった。

 「人が殺されてるで」

 「郵便局前で2人倒れてた。むちゃむちゃやわ」

 本部から指令を受け、桜井署(同県桜井市)の警察官9人と車両6台が、通報で示された宇陀市内の郵便局に急行。だが、付近を1時間以上調べた結果、何も異常はなかった。同署は、虚偽の通報をして警察職員の業務を妨害したとして、偽計業務妨害容疑で宇陀市の縫製業の男(80)を逮捕した。

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