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【太陽光発電は人を幸せにするか】(28) 急斜面の発電所 「止める術はない」苦渋の自治体

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住宅に迫る太陽光発電所=1月23日、栃木県益子町東田井(三枝玄太郎撮影)
住宅に迫る太陽光発電所=1月23日、栃木県益子町東田井(三枝玄太郎撮影)
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 急傾斜地に造成された太陽光発電所。傾斜地の麓にある住民が「建設をやめてくれ」と言っても、現状では止める術がない。

 山梨県甲州市勝沼町勝沼。ここの急傾斜地に、パネルを並べた太陽光発電所がある。

 地元の建設会社役員が土地とID(売電権)を所有し、太陽光発電事業・建築会社「CMS」(広島市中区)が建設した。同社は急斜面でも太陽光発電所を建設する技術があるという一例として甲州市の発電所をホームページ(HP)で取り上げている。

 HPによると、現場は斜度が37度あるという。所有者の家族が取材に答えた。

 「傾斜があまりにきついので、完成するか心配だったが、かなり遅れたものの連系(通電し、売電が始まること)できた。(近隣の)都留市で同じくらいの斜度の現場が完工したケースがあると聞いていたので、希望を持っていた。連系できて良かった」と述懐する。

 だが地元の甲州市の担当者は複雑だ。「斜面の近辺の土地所有者から、苦情が寄せられた事実はあります。雨のときの出水などが理由です」

 CMSは電話とメールでの複数回の取材依頼に答えなかった。

 千葉県我孫子市岡発戸。ここも急傾斜の法面にパネルが敷設されている。幅5メートルほどの市道の向かい側には民家が数軒ある。

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