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【政界徒然草】「ポスト安倍」いずれも発信力に難あり

 経済分野でも迷走している。岸田氏は財政規律を重視し、持続可能な社会を目指すと訴えてきた。しかし、31年度予算案は総額101兆円超に膨んだ。10月の消費税率10%への引き上げに伴う景気対策が盛り込まれたためで、1千兆円の政府債務返済の議論は停滞し、社会保障費の抜本改革は遠のいた。

 岸田氏は予算編成過程で政府の方針に強く異議を唱えることもなく、歳出拡大を党の責任者としてあっさり追認した。岸田氏は母校・開成高校(東京都荒川区)OBの国会議員や官僚らでつくる同窓会「永霞会(えいかかい)」の会長だが、財務省幹部は「岸田さんに改革は無理」と冷淡だ。

河野太郎外相

 将来の総裁選出馬を明言している河野太郎外相(56)も「ポスト安倍」の1人だが、肝心なときに腰が引けるのはどうしてか。

 1月14日、モスクワでの日露外相会談では、史実をねじ曲げたラブロフ外相の主張に対し、歴史認識という国家の根幹に関わる問題にもかかわらず、厳しく反論する姿勢を見せなかった。定例記者会見では、ロシアとの平和条約締結交渉をめぐる質問に「次の質問をどうぞ」と4回繰り返し、後に陳謝に追い込まれた。

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