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東京五輪疑惑、仏捜査のカギ握る「シンガポールの男」

 フランス当局が本格捜査に乗り出した2020年東京五輪招致買収疑惑をめぐり、「キーマン」と目される人物がいる。不正資金の送金に関与したとしてシンガポールの裁判所で有罪判決を受けた同国のコンサルタント会社「ブラックタイディングス(BT)社」の元代表、タン・トンハン被告(36)だ。東京五輪招致委員会がコンサル業務を結び、約2億3千万円の報酬がタン被告に渡っていたとされる。シンガポール捜査機関は仏当局の捜査に協力しているといい、証言内容は解明の大きなカギとなりそうだ。(佐々木正明)

 今回の疑惑をめぐってはすでに、仏裁判所の予審判事の要請を受けて、日本オリンピック委員会(JOC)会長で東京五輪招致委員会理事長でもある竹田恒和氏が事情聴取に応じている。招致委からタン被告にわたった報酬は、東京とマドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)の3都市が争った招致レースで、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員の買収工作に使われた嫌疑がもたれている。

 疑惑の中心にいるのは、IOC元委員で国際陸連(IAAF)会長も務めていたセネガル人のラミン・ディアク氏と、その息子でIAAFの運営に関与していたパパマッサタ・ディアク氏だ。親子をめぐっては2015年、ロシアの陸上界から広がった同国の組織ぐるみのドーピング問題で、隠蔽をもくろむロシア側から賄賂を受け取った疑惑が浮上。IAAFの本部がモナコにあることから、モナコの司法権を持つフランス当局が捜査に着手した。

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