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大阪から東京五輪へ最低4人、夢プログラムが海外戦略強化

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 多田は「海外合宿が自分が伸びるきっかけになった。いい経験をさせてもらえた」と話す。昨年もシーズン前に同プログラムを通じて、米国とオーストラリアでの合宿を経験した。男子100メートル元世界記録保持者アサファ・パウエルの兄であるドノバン・パウエルコーチからスタート技術などを学ぶことができた。

 十種競技で日本選手権3位の丸山も「(その合宿で)腕の振り方を意識できたので、スピードアップにつながった」と話す。丸山は今後、十種競技の強豪国であるドイツで武者修行をしたい意向を持っていて、島津GMは「選手を4人に絞ったので、それぞれのニーズに沿った支援をしていきたい」と話している。

 海外戦略は合宿に限った話ではない。陸上界では世界ランキング制度が導入され、五輪や世界選手権の代表に選ばれるためには国内外の競技会に数多く出場し、ポイントを重ねていく必要が出てくる。ただ、学生が個人で海外の大会にエントリーするのは現実として難しい。そのため、今後は同プログラムがエージェント(代理人)との橋渡し役を務め、選手が海外遠征しやすい環境作りを進めていくという。

 今春に大学を卒業する多田は海外経験を積むため、3月にもオーストラリアで合宿に臨む予定。「ずっと大阪を拠点にしてきた。東京五輪で恩返ししたい気持ちは強い」という。

     ◇

【用語解説】陸上のランキング制度

 国際陸上競技連盟が今年から導入予定。出場した競技会での記録や、競技会のカテゴリーに応じた順位のポイントによって選手をランク付けする。これまでの五輪や世界選手権では参加標準記録を突破した競技者の中から各国の出場枠に応じて代表選手が決まっていたが、今後はランキング上位者の中から枠に応じて代表選手が決まる見通し。2019年世界選手権(ドーハ)は準備が不十分として導入が見送られている。20年東京五輪も未定。

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