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【大相撲徳俵】元貴ノ岩の断髪式、元日馬富士や白鵬もエール

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元横綱日馬富士(右)にはさみを入れられる元貴ノ岩(中央)=2日、両国国技館(菊本和人撮影)
元横綱日馬富士(右)にはさみを入れられる元貴ノ岩(中央)=2日、両国国技館(菊本和人撮影)

 誰にだって失敗はある。大切なのはいかに立ち直るかだと感じさせる一日だった。弟弟子を殴った責任を取って昨年末に引退した大相撲の元幕内貴ノ岩(28)=本名アディヤ・バーサンドルジ、モンゴル出身=が2日に臨んだ東京・両国国技館での断髪式。髷(まげ)を落として「いろいろなことに挑戦したい」と前を向いたバーサンドルジさんには、同郷の先輩で因縁深い元横綱日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジさんや横綱白鵬らからエールが送られた。

 土俵人生に区切りを付ける儀式は、新しい門出を祝う和やかなムードに包まれた。断髪式で、はさみを入れたのは母国から駆けつけた親族のほか、後援者や相撲関係者ら300人以上。師匠だった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に止めばさみを入れられて深々と頭を下げると、場内はねぎらいの拍手で包まれた。

 会場へ駆けつけた中にはビャンバドルジさんもいた。平成29年の秋巡業中にバーサンドルジさんに対する傷害事件を起こした責任を取って土俵に別れを告げた。昨秋にはバーサンドルジさんから損害賠償請求訴訟も起こされたこともあった(後に取り下げ)が、「わだかまりはないか」という報道陣の問い掛けに「だから来ている」と笑顔で応じた。

 ビャンバドルジさんがはさみを入れた際に掛けた言葉は「お疲れさま」や「ご苦労さま」ではなく、「頑張ってください」だった。後輩の今後に「これからの方が長い」と期待を込め、「前向きにまっすぐ生きるしかない。こういうことになってしまったけど、これからも自分なりに応援していきたい」とサポートを誓った。

 同じく暴力が原因で相撲界を去ったビャンバドルジさんは「日本で学んだことをモンゴルでの人材育成に生かしたい」と、昨年9月に母国で日本式教育を取り入れた小中高一貫校を開校。「これまでに受けてきた恩を、教育を通じて世の中に返していきたい」と新たな夢を追っている。

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