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【川村妙慶の人生相談】兄嫁との付き合い 適度な距離感を保つには

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イラスト・千葉真
イラスト・千葉真

相談

 30代、既婚女性です。兄が結婚し、義理の姉ができました。盆暮れに会うと世間話をし、旅行の手土産を渡すなど、程よい親戚付き合いを心がけてきました。ところが義姉は私とお互いの家を行き来し、もっと付き合いを深めたいと考えているようです。両親も、私に「義姉と食事に行ってきて」「もっと親しく付き合いなさい」などと促します。しかし私は、休日は夫婦でゆっくりしたり、友達と出かけたりしたい。親戚付き合いはきちんとしているのに、との思いもあり、両親から「義姉と仲良く」と言われるほどに煩わしさが増すばかり…。両親や義姉が納得し、今のまま程よい付き合いを続けるにはどうすればいいでしょうか。(東京都、会社員)

回答

 ようこそおたずねくださいました。お便りからあなたは魅力的な方だと感じました。お義姉(ねえ)さんも、義妹に「会いたい」とおっしゃるなんて、かわいい方なのですね。お母さんのお嫁さん思いな面も伝わり、温かい気持ちになりました。

 さて、これが逆に、あなたが実家で見向きもされない状況なら、どう感じたでしょう? 寂しいですよね。とはいえ、誘いが頻繁だと、貴重な時間が取られてしまいます。人間関係は何と言っても「距離感」が大切。濃すぎるとお互いがつらくなる一方です。

 例えば、半年のスケジュールを両親やお義姉さんにお知らせし、先手を打つのはどうでしょう。仕事、夫と用事、同窓会、病院の診察…など書いて知らせることで、それなりに忙しいことが伝わるのではと思います。

 実は私にも似たような経験があります。全国で「心の講座」を開いていますが、講座後、受講生の方々とお茶に行くのがいつしか「お決まり」のようになりました。それを少しストレスに感じた私は、楽しみにしておられる受講生を傷つけないように、メールで「講座後、用事があるので1時間だけのお茶になります。よろしくお願いします」とお知らせし、先手を打つようにしました。

 また、一対一で長時間は疲れそう…と心配なら、夫やお母さんを交えて会い、会話を分散させましょう。会話にのぼりがちな愚痴も要注意です。つい同調して「いつまでも愚痴を聞いてくれる人」になってしまわないよう、「それは嫌な思いをしましたね」と共感し合う関係になるのがいいと思います。

 身近な人との関係は、細く長く、ストレスを抱え込まないのが一番。お義姉さんにはご両親とお兄さんがお世話になっている、と思うと付き合いかたも変わるかもしれませんね。

回答者

 川村妙慶 僧侶兼アナウンサー。53歳。ラジオのパーソナリティーとして活動するほか、ブログの法話を日替わりで更新している。著書に新刊「仏さまが導く 心が楽になる生き方」(三笠書房)など。

相談をお寄せください

 住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、相談内容を詳しく書いて、〒100-8078 産経新聞文化部「人生相談 あすへのヒント」係まで。

 〈メール〉life@sankei.co.jp

 〈FAX〉03・3270・2424

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