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小4女児死亡、沖縄で防げなかったのか 記者が現地を歩いた

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 厚生労働省は、子供の前でDVを行う「面前DV」も児童虐待の一つと位置づけている。心愛さんは野田市の小学校で父親から虐待を受けていることをアンケートで明かした際、担任の教師に「沖縄ではお母さんがやられていた」と話した。

 なぎさ容疑者が勇一郎容疑者からDVを受けていたことを心愛さんは見ていたことになり、今にして思えば心愛さんへの虐待にあたる事案が見過ごされていたことになる。

 ニュースに「まさか」

 なぎさ容疑者は29年、勇一郎容疑者と再婚し、6月中旬に次女を出産。産後体調が優れず、入院生活が続いた。

 そんな妻を沖縄に残したまま、勇一郎容疑者は8月、生まれたばかりの次女と心愛さんを連れ、実家がある野田市に引っ越した。親族の相談を受けた糸満市が勇一郎容疑者に家庭訪問を2度申し込み、キャンセルされた直後のことだった。なぎさ容疑者は9月になってから糸満市を離れた。

 心愛さんは沖縄時代から虐待を受けていた。だが、そこでは阻止することはできず、引っ越し先の野田市で最悪の事態が起きてしまった。

 心愛さんが糸満市で小1から通っていたそろばん塾の男性経営者は、心愛さんが3年生の夏、自分から「千葉に行く」と言って塾をやめていったときの様子を今でも覚えているといい、「『心愛』という名前をニュースで聞いて、まさかとは思ったが…」と言葉を詰まらせた。

 糸満にいるうちに虐待の芽を摘み取ることができていたら-。その表情にはそんな悔しさがにじんでいた。

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