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笑いは百薬の長 大阪が本気で取り組むお笑いがん治療

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笑いががん患者に与える影響を検証する研究について語る、がん対策センターの宮代勲所長=平成30年12月20日、大阪市中央区
笑いががん患者に与える影響を検証する研究について語る、がん対策センターの宮代勲所長=平成30年12月20日、大阪市中央区

 いくら取っても取りすぎにならない“薬”の研究が、大阪国際がんセンター(大阪市中央区)で進められている。その対象は「笑い」。がん患者にもたらす笑いの影響を平成29年から医学的に検証しており、今年1月には人工知能(AI)で台本を自動作成する「漫才ロボット」を使った試みも始まった。「笑うと元気になる」。この命題に挑む日本初のユニークな現場をのぞくと笑顔があふれていた。(小川原咲)

ロボに興味津々

 今年1月下旬、同センターのオープンスペース。成人のがん患者16人が少し疑わしげな表情で、その挙動を見つめていた。

 視線の先にあるのは2体のロボット。甲南大(神戸市東灘区)の研究チームが開発した漫才ロボだ。

 ツッコミ担当の「あいちゃん」(全長1メートル)とボケ担当の「ゴン太」(同50センチ)のコンビ。与えられたお題について、ウェブニュースやネット百科事典「ウィキペディア」の情報を集め、「つかみ」「本ネタ」「オチ」を盛り込んだ台本をわずか数分で作り上げてしまう。ただ、操る関西弁は若干たどたどしい。

 この日、患者から出されたお題は「大阪万博」。一緒に行きたい有名人のランキングを紹介する中で、ゴン太は人気アイドルグループの「関(かん)ジャニ∞(エイト)」を、「せきジャニインフィニティ(無限大)」と発音。ボケではなく、単なる読み間違いだったようだが、つかみは上々だ。

 同様の実験は一週間後にも行われ、2日間で計約30人の患者が参加。これから実験中に撮影した患者の笑顔の回数や持続時間を評価し、アンケートをもとに健康状態の変化などを調べる。

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