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【大人の遠足】山形・西川「志津温泉」 心も温まる「雪旅籠の灯り」

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ロウソクの灯りで照らされ、輝く雪旅籠=山形県西川町志津
ロウソクの灯りで照らされ、輝く雪旅籠=山形県西川町志津

 山形県の雪は深い。2月には県内各地で雪のイベントが開かれる。なかでも西川町志津の「雪旅籠(ゆきはたご)の灯(あか)り」は訪れる人の心まで温めてくれる趣(おもむき)がある。

 約1200年前に開かれたという山形県の内陸地方と庄内地方を結ぶ山岳道は、月山、羽黒山、湯殿山の出羽三山を詣でる参拝客で古くからにぎわった。江戸時代に入ると、さらに出羽三山詣での人気は高まり、山形から出て出羽三山に至る道を「六十里越(ろくじゅうりごえ)街道」(旧国道112号)と呼んだ。だが、多発する追い剥ぎから参拝客を守るため、山形藩の初代藩主、最上(もがみ)義光(よしあき)が慶長16(1611)年に口留番所(くちどめばんしょ)をつくったことが志津地区の起こりで、出羽三山詣での参拝客の宿坊が軒を連ねた。

宿場町を雪で再現

 多くの参拝客でにぎわう志津地区は冬には6メートルを超す全国有数の豪雪地帯で“閉ざされた地”として「訪れる人は絶え、冬場の集客はなかった」と、月山志津温泉旅館組合の志田昭宏組合長(45)は振り返る。日々の生活も雪かきだけで地元民は、豪雪調査に来た東北芸術工科大の松本年史教授(当時)と相談するなか「雪は宝。江戸時代の宿場町を雪で再現できたら」と雪を活用したイベント開催を思いつく。これが、平成18年に始まった「雪旅籠の灯り」のきっかけだった。

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