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【スポーツ異聞】末続慎吾が陸上教室ERCで目指す「つながり」

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イーグルラン・ランニング・コミュニティ平塚支部の設立プレイベント。オーナーの末続慎吾(左)も参加者に交じって一緒に汗を流した=1月20日、神奈川県平塚市のShonanBMWスタジアム平塚
イーグルラン・ランニング・コミュニティ平塚支部の設立プレイベント。オーナーの末続慎吾(左)も参加者に交じって一緒に汗を流した=1月20日、神奈川県平塚市のShonanBMWスタジアム平塚

 日差しは穏やかで、上空をいくつもの白い雲がゆっくり流れていた。1月20日、日曜日の午後2時。ShonanBMWスタジアム平塚(神奈川県平塚市)には、父親に連れられた1歳の女の子から84歳の白髪の男性まで約100人の老若男女が集まっていた。

 2008年北京五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストの末続慎吾(38)がマイクを握って彼らに語りかける。

 「友達がほしいでも、寂しいからでも、もう一度、しっかり走りたいでもいい。どんな理由でもいいんです。『走ること』でつながって、何かを感じてもらう場を作りたいと思っています。その一歩をここで踏み出させてもらいます」

 末続がオーナーとして一般向け会員制陸上教室「イーグルラン・ランニング・コミュニティ(ERC)」を始める。第1弾の平塚支部が1月27日にスタートするのを前に、この日はERCの雰囲気を体験してもらおうというプレイベントだった。

 挨拶の後、イベントは平塚支部でコーチを務める荒川優氏(29)が進行していった。準備運動、腕を回しながらのウォーキングやスキップなど走りの動き作り…。荒川コーチは日本代表経験はないものの指導経験が豊富で、テンポ良くメニューを切り替えながら参加者をリードしていく。

 参加した熊野楓彩(ふうあ)さん(13)、菅原亜依さん(13)、岩本真緒さん(13)の3人は中学1年生の陸上部員。熊野さんが語る。

 「速くなりたいから来ました。顧問の先生が末続さんの後輩だって言ってましたけど、(末続が世界選手権や五輪で走っていた姿は)知らない」。

 平塚市の60代の女性は榎本凜子(りこ)ちゃん(5)、穣(じょう)君(3)の2人の孫の手を引きながら一緒に汗を流している。

 「孫は外に出るとすぐ『よーい、ドン』と言って、走るのが好きそうなんです。5歳くらいだと何とか(メニューを)こなしてますね。楽しいです」

 ERCの根底にあるのは「自由」と「多様性」だ。競技レベルも世代も問わない。どんな人が、どんなスタンスで参加してもOK。走るのを見るだけでもOKだ。走ることを通じてさまざまな人たちが集い、速くなったり、仲間ができたり、“化学反応”が起こることを期待している。

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