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【プロ野球通信】権藤、権藤、雨、権藤…で殿堂入り 伝説の熱投が生まれた背景

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現役時代、連投を辞さない投球で知られた権藤氏(1963年)
現役時代、連投を辞さない投球で知られた権藤氏(1963年)

 野球殿堂博物館は1月15日、今年の殿堂入りメンバーを発表し、プレーヤーと指導者が対象のエキスパート表彰では元横浜(現DeNA)監督の権藤博氏(80)が選ばれた。同表彰の候補となり、11回目でようやく殿堂入りを果たした権藤氏は「歴代の(殿堂入り)メンバーを見ると、すごいところへ入ってきたんだなと。きょうの私は一世一代の晴れ姿。自分で自分をほめたい」と喜びをあらわにした。

 権藤氏といえば投手として中日入りした1961年、現在も新人の最多勝利記録である35勝をマーク。連投に次ぐ連投で1シーズン69試合登板、投球回数429回3分の1という驚異的な活躍ぶりは「権藤、権藤、雨(雨天中止)、権藤…」のフレーズであまりにも有名だ。

 濃人(のうにん)渉(わたる)監督は同年5月、完封で6勝目を挙げた権藤氏を翌日の試合でも同点の八回に投入。当初は「肩は軽い」と感じていたが延長十一回、急にボールが走らなくなり、勝ち越し打を浴びて敗れた。濃人監督は宿舎で権藤氏を呼び出すと、「これからも(連投は)あるから覚悟しとけ!」。

 この年、中日は濃人監督と同じく就任1年目の川上哲治監督率いる巨人と激しい首位争いを展開。新人右腕の権藤氏へリーグ優勝を託した形となった。濃人監督の「稲尾(和久、西鉄=現西武)も杉浦(忠、南海=ソフトバンク)も完投した翌日に投げとる」という説得が権藤氏にとっては殺し文句となった。

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