PR

ニュース プレミアム

【在米日本人ママからのレポート】「仮設-検証-結論」徹底した教育(上野美和)

Messenger
上野美和さん
上野美和さん

 日本からアメリカへ生活の拠点を移し、アメリカの医療に携わるようになってから見えるようになったのは、臨床的なデータの上で科学的根拠のないものであっても、いかにも臨床的に効果があるかのように報道で扱われることが日本で多いことだった。

 例えば、まだアメリカで第2相(承認前の段階)の、しかも頭頸(とうけい)部だけ治験が行われている「近赤外光線免疫治療法」を、全てのがんに効果がある万能薬であるかのような報道。

 そして、昨年ノーベル賞を受賞した本庶、アリソン両氏の研究が元になった「免疫チェックポイント阻害薬」も「第4のがんの治療」と喧伝(けんでん)され、あたかも万能薬のような取り上げ方をされている。

 米国では、免疫療法は第4のがんの治療法ではなく抗がん剤治療の中の一部という位置づけだ。

 最新の治療など、まだデータ的な根拠がないものであったとしても、とても素晴らしいことのように取り上げられる風潮が日本にあるように思う。

 また、個人的な意見や体験談はデータにもとづくものではなく、本来何の根拠もないものだが、そうした意見も体験談も万人に効果があるかのように思い込んでしまう人が多い。

 日本人がそう信じる根拠をどう考えるべきかと思ったときに、息子が米国で受けてきた教育内容で、思い出したことがある。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ