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【平成の証言】「最低でも県外の方向で」(21年3月~9月)

21年7月

「(米軍普天間飛行場移設は)最低でも県外の方向で積極的に行動したい」(民主党の鳩山由紀夫代表)

 政権交代をかけた衆院選を翌月に控えた19日、沖縄市で開かれた集会で、鳩山氏は政権獲得後の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について、「最低でも県外」と発言した。同飛行場について日米は18年5月、同県名護市辺野古に移設することで合意していたが、その見直しを約束する発言だった。この「最低でも県外」をめぐり、鳩山氏と後に誕生する民主党政権は迷走を重ねる。

21年8月

「勇気を持って政権交代を選んでいただいた国民の皆さんに感謝したい」(民主党の鳩山由紀夫代表)

 30日に投開票された衆院選で、民主党は308議席を獲得して圧勝し、政権交代と鳩山首相の誕生が事実上決まった。自民党は結党以来初めて衆院第一党の座から転落。海部俊樹元首相ら大物が相次いで落選する一方、民主党では小沢ガールズと呼ばれる女性候補らが多く当選した。本紙出口調査では、無党派層の51・6%が比例代表で民主党に投票。投票率は69・28%で、小選挙区比例代表並立制が導入された8年以降、現在でも最高記録となっている。

21年9月

「八ツ場(やんば)ダム建設をしないのであれば、なぜ明治から受け継いできた土地と墓を処分しなければいけなかったのか」(群馬県長野原町の68歳男性)

 16日の鳩山由紀夫内閣発足後、前原誠司国土交通相が八ツ場ダムの建設中止を表明したことに対し、地元から不満が噴出した。ダムは昭和22年の台風による1900人以上の犠牲をきっかけに計画され、住民は長年の反対運動の末に、苦渋の判断として建設を受け入れていた。「無駄な大型公共事業」として地元を無視した中止に、大沢正明群馬県知事は「言語道断」。後に撤回され、23年12月に建設再開が決まる。

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