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【山上直子の誘惑する京都】受験“必勝祈願”今でしょ! 建仁寺「禅居庵」摩利支天12年1度の1月開帳中 楠木正成も前田利家も

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かわいらしい表情の禅居庵の狛猪(禅居庵提供)
かわいらしい表情の禅居庵の狛猪(禅居庵提供)

 亥年を迎え、いつにもまして忙しい神様が京都・祇園にいらっしゃる。建仁寺の塔頭(たっちゅう)・禅居庵(ぜんきょあん)( http://zenkyoan.jp/ )の本尊「摩利支天(まりしてん)像」。7頭のイノシシの上に座すミステリアスな姿で亥年の守り神とされる。例年は年に1度の開帳だが、12年に1度、亥年は1月にも公開。開運、勝利、財運の神として楠木正成や戦国武将の信仰もあつかったという摩利支天だけに、“必勝祈願”のお参りにはぴったりだ。

■狛猪がお出迎え

 花街・祇園の花見小路通を南へしばらく歩くと、臨済宗建仁寺派の大本山・建仁寺が見えてくる。その境内の南西にあるのが禅居庵。こぢんまりしたお寺だが、狛犬(こまいぬ)ならぬ、阿吽(あうん)の狛猪が出迎えてくれるのですぐわかる。

 寺を開いたのは鎌倉時代末期に中国から来日した高僧、清拙正澄(せいせつしょうちょう)(1274~1339年)。縁起によると、海岸で海に向かい思慮しているとイノシシの背に座した摩利支天が現れ「東の国に縁あり」と告げた。正澄は自ら泥土で座像を作り、けさに包んで船に乗り込み、無事に博多に着いたという。

 「不思議なことに、ご本尊は磁器製なのです。禅師は当庵で入滅され、像は摩利支尊天堂で秘仏として約680年お祭りされてきました」と教えてくれたのは、副住職で映像作家でもある上松正宗さん。

勇壮でどこかユーモラスな狛猪
勇壮でどこかユーモラスな狛猪

 像は三面六臂(さんめんろっぴ)(3つの顔と6つのひじ、つまり手)で、弓などのほかに針と糸を持ち、「害するものの口と目を縫い合わせて害を加えないようにする」という。例年は年に1度、10月20日に法要と大祭が営まれて開帳される。亥年の今年は、今月1月31日までの特別開帳中だ。

開運と勝利の神、摩利支天を祭る建仁寺塔頭「禅居庵」=京都市東山区(禅居庵提供)
開運と勝利の神、摩利支天を祭る建仁寺塔頭「禅居庵」=京都市東山区(禅居庵提供)

■楠木正成の守り神

 そもそも摩利支天が武将の信仰を集めた理由について、「摩利支天はインドで光やかげろうが神格化された神様。実体がないので、とらえられて傷つくことがない-と信仰が広がったようです」と上松さん。

楠木正成像=東京・皇居外苑
楠木正成像=東京・皇居外苑

(次ページ)戦国大名の前田利家、忠臣蔵の大石内蔵助も信仰…そして

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