PR

ニュース プレミアム

【スポーツ異聞】空手「形」の判定が採点方式へ変更 五輪金候補の対策は

Messenger
全日本選手権女子個人形決勝で演武する清水希容=2018年12月、日本武道館
全日本選手権女子個人形決勝で演武する清水希容=2018年12月、日本武道館

 2020年東京五輪で新たに実施競技となった空手。その種目の一つである「形」は、今月25日からパリで開催される「空手1プレミアリーグ」から、勝敗の判定方法が旗判定から採点方式へと変更になる。日本は、男子の喜友名(きゆな)諒、女子の清水希容(きよう)の両選手が東京五輪の金メダル候補として期待されており、新ルールにいかに対応できるかが注目される。

 空手の形は、相手の動きを想定して構成された一連の動作を演武し、技の正確さや力強さ、スピードなどを総合的に競う種目。初戦から決勝まで全て違う形を選択し、演武を行う。

 勝敗はこれまで、対戦形式で審判5人による旗判定で実施しており、過半数を獲得した方が勝者となっていた。今年1月からは、空手関係者以外にも勝敗の基準を分かりやすくしようと、審判員7人が点数で評価する採点方式に変更する。

 各審判員は、立ち方、技、タイミングなどを評価する「技術点」と、スピード、力強さなどを評価する「競技点」をそれぞれ5・0~10・0の間で採点。各審判員が出した最高点と最低点を2つずつ省いた3人分の合計点を出した上で、技術点を70%、競技点を30%で計算し、最終的な得点を算出する。

 新採点方式に対し、日本の男女の金メダル候補の対応は大きく異なる。昨年12月の全日本選手権の個人形の男子で7連覇を達成した喜友名は「評価される点は、今まで意識して練習してきたことと変わらない。基本は一緒なので土台をしっかりと作って、今までと変わらずやるだけ」と特別な対策はしていない。

 一方、全日本選手権の個人形の女子で6連覇を飾った女子の清水は、新採点方式を見据えて試合に臨んだ。全日本選手権で意識したのは呼吸法。「技に不要な呼吸の仕方は減点対象になるので、技にあった呼吸をする。改善できれば、力強さなど自分の持ち味が自然と出てくると思う」と説明する。全日本選手権では、圧倒的な強さで制したが「課題を持って取り組んだが、できなかったところもある。強く反省しないといけない」とさらなる改良に取り組む姿勢をみせる。

 今回の新たな採点方式について、世界空手連盟(WKF)の信川義明国際審判員は「日本選手は基本がしっかりできているので有利だと思う」とみている。パリ大会の結果が注目される。(運動部 神田さやか)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ