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【矢板明夫の中国点描】習近平氏と金正恩氏の共通点

 そして2人の最大の共通点は、平気で約束を破り国際社会を欺くところだ。中国は2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟した際、「知的財産権を守る」「市場をオープンにする」などと約束したが、これらのルールを無視し、不当な競争手段で多くの利益を手にしている。

 一方、北朝鮮はこれまでに何度も国際社会に「核放棄」を約束し、その見返りに外国の支援を受けながら、一昨年まで核実験を繰り返してきた。

 国際社会からの非難が強まると、中朝両国は開き直り、瀬戸際外交といった手段で相手を翻弄してきた。これまで、習氏と金正恩氏の勝手な振る舞いに対し、国際社会は手をこまねき、効果のある対応を取ることができなかった。

 しかし2年前、トランプ米大統領が登場したことで、状況は一変した。中朝がこれまで使ってきた外交手法は、ビジネスの世界から政治家に転じたトランプ氏には全く通じない。

 トランプ氏は17年4月に習氏と、翌18年6月に金正恩氏とそれぞれ首脳会談を行い、双方の言い分に当初は耳を傾けた。中国からは「通商や為替問題の解消への努力」、北朝鮮からは「核放棄」といった約束を取り付けた。しかしその後、双方がその約束を守る気がないことに気づくと、トランプ氏は厳しい姿勢に転じた。

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