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【矢板明夫の中国点描】習近平氏と金正恩氏の共通点

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昨年6月、中国・北京の人民大会堂で、記念写真に納まる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左から2人目)と李雪主夫人(左)、中国の習近平国家主席(右から2人目)と彭麗媛夫人(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 
昨年6月、中国・北京の人民大会堂で、記念写真に納まる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(左から2人目)と李雪主夫人(左)、中国の習近平国家主席(右から2人目)と彭麗媛夫人(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が北京に到着した。昨年3月の電撃的な訪中以来、4度目の訪問である。一時冷え込んだとされた両国関係だが、ここに来て急接近したのは、米国のトランプ政権が中朝双方に政治的、経済的圧力を強化したことが理由だと考えられる。今回の中朝首脳会談のテーマは、恐らくいつもと同じ「トランプ対策」だと推測する。

 よく考えれば、中国の習近平国家主席と金正恩氏の共通点は実に多い。まず2人とも、党指導者の子供、中国風に言えば「太子党」だ。権力の座に上り詰めたのも国民意思を反映した選挙によってではなく、密室政治によるものだった。

 また2人は、妻がともに歌手出身でしかも美人との評判だ。これは偶然なことではなく、国民に人気の“アイドル”を妻にすることは、独裁国家の特権階級の間でよくある話だ。

 権力闘争が大好きで政敵を容赦なく切り捨てるところも似ている。習氏はこれまで、汚職などを口実に異なる派閥の党幹部を次々と監獄に送り続けたのに対し、金正恩氏は自分の地位を脅かす可能性がある異母兄、金正男(ジョンナム)氏の殺害を指示した。

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