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シベリア抑留犠牲者を追悼 6月にロシア・マガダンで慰霊祭

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 先の大戦後、旧ソ連に連行され、抑留先で亡くなった犠牲者を慰霊しようと、抑留生還者や北海道の若手神職らが6月、ロシア極東マガダンでシベリア抑留犠牲者追悼慰霊祭を行う。研究者によると、マガダンでの本格的な慰霊祭は初めて。発起人代表で、樺太出身者でつくる「樺太豊原会」会長の出口吉孝氏(79)は「マガダンで抑留されたのは占守島(しゅむしゅとう)の日本兵。北海道を守った占守島の戦いを語り継ぎたい」と話している。(寺田理恵)

終戦後もソ連軍と激闘

 占守島は千島列島北東端に位置している。

 ソ連は昭和20年8月8日、日ソ中立条約を破って対日宣戦布告。ソ連軍は翌9日、南樺太に侵攻し、8月18日に占守島に上陸した。このため、先の大戦が終結した15日以降も、日本軍はソ連軍と激しい戦闘を繰り広げ、北海道への侵攻を防いだとされる。

 その後、日本軍将兵らは旧満州(中国東北部)や樺太、千島からシベリアなどの収容所へ送られた。過酷な環境で鉄道敷設や森林伐採などを強いられ、多くの人が栄養失調などで命を落とした。

占守島の日本軍

 シベリア抑留について、厚生労働省は抑留者約57万5000人のうち約5万5000人が亡くなったと推計している。

 慰霊祭発起人の一人で研究者の長勢了治氏(70)によると、マガダンとその周辺に抑留されたのは占守島で戦った日本軍のうち約4000人。鉱山採掘や森林伐採、荷役などに従事させられ、約200人が亡くなった。

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