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【エンタメよもやま話】NYから広がる復活する街の小さな本屋さん

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 1982年にオープンしたものの、米最大の書店チェーン「バーンズ・アンド・ノーブル」に押されるなどし、96年、大勢のニューヨーカーに惜しまれながら閉店…。93年に米の黒人作家として初めてノーベル文学賞を受賞した女性で、この書店の近くに住んでいたトニー・モリスン氏が米紙ニューヨーク・タイムズに「憂鬱(ゆううつ)で恥知らずだ」と、この閉店についてコメントしたほどでした。

 そんな書店が22年ぶりにこの地に戻ってきたうえ、ほぼ同じ時期に、米北東部ペンシルベニア州のフィラデルフィアにも新たに書店が開業。さらに、来年の春~初夏には同じマンハッタンのダウンタウンにあるグリニッジ・ヴィレッジ地区でも開業する予定があるそうで、全米の主要メディアがこぞってこのニュースを取り上げているのです。

 81年にニューヨーク市で誕生した「シェイクスピア・アンド・カンパニー」は、高尚(こうしょう)な文学作品と大学の教科書の販売で知られていました。独立系の書店ならではの地域密着路線と個性的な品揃えが受け、最盛期にはマンハッタンに4店舗、ブルックリンに2店舗を有していましたが、大型チェーンの「バーンズ・アンド・ノーブル」やアマゾンの攻勢に飲まれるなどし、業績が低迷。店舗もどんどん閉鎖に追い込まれ、2014年には絶体絶命のピンチに陥ります。

 しかし2015年、電子化された書籍のコンテンツから実物の本を作製するオンデマンドの製本機「エスプレッソ・ブック・マシン(EBM)」の開発・製造元で知られる米のベンチャー企業で、2003年にニューヨークで設立した「オン・デマンド・ブックス」が「シェイクスピア・アンド・カンパニー」の「のれん」(名称権)を買い取ります。

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