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ドンキは地方スーパーを救えるか

MEGAドン・キホーテUNY福井店の店内。「驚安」も店舗内で強調されている=福井市
MEGAドン・キホーテUNY福井店の店内。「驚安」も店舗内で強調されている=福井市
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 ディスカウントストアのドン・キホーテなどを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は昨年12月、福井市にあるスーパーを改装し「MEGAドン・キホーテUNY福井店」をオープンさせた。昨年1月にアピタ、ピアゴを運営する地方スーパーのユニーを傘下に収め、再建へ業態転換を進める動きの一環だ。主力のドン・キホーテは悪天候や韓国人客急減などの影響を感じさせない堅調ぶりをみせており、その手腕で地方スーパーを救えるかどうか注目を集めている。

長所かけ合わせ

 昨年12月3日、福井市に「MEGAドン・キホーテUNY福井店」が開店した。入り口近くは菓子店や衣料店などスーパーだった時代のテナントが入り、白を基調とした店の雰囲気は普通のスーパーの印象が強いが、奥に進むにつれドンキらしさが現れた。

 野菜や鮮魚など生鮮売り場は「驚安」の文字で、バナメイエビが1グラム1円などインパクトのある値札が踊る。日用品は棚目いっぱいに詰め、家電も箱のまま積み上げる。陳列にコストをかけず迫力を持って見せる、ドンキ独特の「圧縮陳列」やポップも健在。店の担当者は「宝探しをするようなドンキの店づくりを継承した」と話していた。

 スーパーのアピタ、ピアゴが業態転換した姿が「ドン・キホーテUNY」だ。両ブランドを掲げ、ドンキとスーパーの長所をかけ合わせるねらい。平成30年に6店から始め、昨年1月のユニー完全子会社化で加速。令和元年末までに29店、令和4年中までに計約100店で計画している。

総合スーパーの凋落

 競争が厳しい小売業界で総合スーパーの凋落(ちょうらく)は著しい。

 食品、衣料、住居関連品、家電と商品を多様にそろえたが、専門性が薄い品ぞろえがあだになり、衣料はファストファッション、家電は家電量販店、日用品はドラッグストアと別業態に客を奪われてきたからだ。

 セブン&アイホールディングス、イオンの小売り最大手の2社ですら、総合スーパーの業績は振るわない。東海地方を中心にスーパーのアピタとピアゴを展開していたユニーも、同じ苦境に追い込まれていた。

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