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受験生ハラスメントになっていないか? 医学部「面接試験」に思う 河合塾・山口和彦

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 面接が得点化されないことが明らかな大学でも、要項に「不適格と判断されれば不合格になることがある」と記載されている大学がいくつもある。

 大学が面接の合否判定でどのような判断をしているか、外部の人間からは知る由もない。

 しかし、数千人を超える医学部受験生を抱える予備校では、「面接時にどのような質問をされたか」や「どういう状況だったか」は、生徒たちの「面接試験報告」で内容がはっきりわかる。

 そこでは、面接試験に対する大学の方向性の違いが見える。ある大学は「政治的な複数の施策」を提示し、集団討論で「実施すべき施策の優先順位を決めて発表させる」方法をとっている。これは社会性を試す「討論型面接」といえるだろう。

 また、別の大学では、「仮想のシチュエーション」をペーパーで規定時間内で読ませ、面接者にその状況下で「どのように対応するかをプレゼンさせる」方法をとっている。これは、単に質問形式の面接では試すことができない能力を見ることが可能だ。

 ■  ■  ■ 

 そういった工夫された面接を導入している大学がある一方、「適格性」に重点を置いた面接の大学は多い。それにも十分必要性はあるだろう。しかしそこには、旧態依然の大学の質問内容へのコンプライアンスの課題が同時に見える。

 今の時代、企業の人事採用担当者ならば、採用面接の質問内容には非常に気を使っているはずだ。

 ところが、多くの大学の面接試験はそういった社会状況からはほど遠い、気ままな質問を含んでいる事例がみられる。

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