PR

ニュース プレミアム

受験生ハラスメントになっていないか? 医学部「面接試験」に思う 河合塾・山口和彦

Messenger
試験会場へ向かう受験生ら。全国の大学医学部の合否判定について改善が求められている
試験会場へ向かう受験生ら。全国の大学医学部の合否判定について改善が求められている

 新しい高大接続教育改革では、「大学入学者選抜」にも改革の方針が出されている。そこでは、知識に偏りつつある入学者選抜方法から、「受験生の『学力3要素』について、多面的・総合的に評価する入試に転換」することが求められている。

 学力3要素とは、(1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力、(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、の3つを指す。

 これら3要素のうち、(1)や(2)は入試問題の出題方法で対応できるだろうが、(3)は具体的な手法をどうするかが課題だ。

 文部科学省の「平成33年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告」では、一般入試に対し「調査書や志願者本人が記載する資料等の積極的な活用」を促しており、その一部としてエッセー、面接、集団討論、プレゼンテーションなどの導入も示されている。

 実は、すでに医学部入試では「面接試験」や「集団討論」が普通に行われており、学科試験だけでなく、面接試験を経て合否が決まることをご存じだろうか。全国に医学部を持つ大学は国公立・私立合わせて全部で82大学あるが、選抜試験の際に面接試験を実施していないのは、わずか1大学を残すのみである。

 ■  ■  ■ 

 医学部の面接試験は国公立大の場合、およそ6割強が得点化されているが、私立大ではほとんどの大学が得点化しているとは要項に記載がない。

 これは、多くの医学部がその学部特性から、面接を「試験」として捉えている面と、「社会的に健康かどうか」などの「適格性」を見る観点を兼ね備えているためだろうと思われる。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ