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【アメリカを読む】ファーウェイ事件、カナダのジレンマ

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孟晩舟容疑者(AP)
孟晩舟容疑者(AP)

 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長兼最高財務責任者(CFO)の孟晩舟(もう・ばんしゅう)容疑者がカナダで逮捕された事件は、中国、米国、カナダの3カ国を巻き込んだ国際問題に発展している。先端技術の覇権争いをめぐり激しく対立する米国と中国。その間で板挟みとなっているのがカナダだ。事態は中国当局によるカナダ人拘束という“人質外交”にまで発展し、カナダ政府の対応が注目されている。(ニューヨーク支局 上塚真由)

米中首脳会談の陰で…

 世界170カ国・地域で事業を展開する中国を代表するファーウェイ。その創業者の娘で、後継者とも目される孟容疑者の逮捕のニュースは、世界中をかけめぐった。

 12月1日。孟容疑者は香港からメキシコに向かう途中、乗り継ぎでカナダ・バンクーバーの空港を訪れた際に逮捕された。

 米当局は、孟容疑者が関連会社を通じた取引で対イラン経済制裁に違反した不法行為をめぐり、8月22日に逮捕状を発行。逮捕の機会をうかがっていたが、捜査を察知していたとされる孟容疑者は昨年春ごろから渡米を控えていた。そんな中、11月30日に孟容疑者がバンクーバーに向かうことが分かり、犯罪人引き渡し条約に基づいてカナダ司法当局に身柄の拘束を要請したという。

 12月1日にはアルゼンチンのブエノスアイレスで、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が約1年ぶりに会談。両国の貿易戦争を「一時休戦」することで一致した直後の逮捕劇だった。米メディアは、トランプ大統領が米当局によるカナダへの身柄拘束要請を知らなかったと報じ、カナダのトルドー首相は拘束の「数日前」には報告を受けていたと明らかにした。

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