PR

ニュース プレミアム

【ニュースの深層】「子供いなくても幸せ」な社会に 女性ら活動、共感の輪広がる

Messenger

 奥平さんは、大手電機会社で勤務した後、40代半ばで結婚し、専業主婦になった。公園に行っても買い物に出ても、平日の日中は親子連ればかり。「どこで誰と話しても、(自分に)子供がいる前提になっている」。孤独感を感じた。

 ため込んだ思いをブログで発信すると、多くの共感を呼んだ。関連本も出版、会合も開催するように。奥平さんは「気持ちを整理し、子供がいない人生を前向きに生きる原動力になる会になればいい」と話した。

 不妊治療の辛さ

 女性の社会進出に伴い進む晩婚化は、同時に出産時の「ハードル」が上がることも意味している。

 国立社会保障・人口問題研究所が平成27年行った調査によると、国内では5・5組に1組の夫婦が不妊治療を経験している。ただ、28年の日本産科婦人科学会の調査によると、女性が不妊治療で出産する確率は39歳が11・5%なのに対し、42歳では4・5%、45歳では0・7%と激減する。

 不妊治療自体が体力的・経済的に大きな負担となるため、途中で諦める人も少なくない。ただ、どのタイミングで治療を止めるかの判断は難しい。

 都内に住む永森咲希さん(54)は、35歳で再婚した後、仕事を辞めて不妊治療に専念した。3年目でようやく妊娠したが、3カ月で流産し、「ますます(出産に)執着した」という。だが結局、治療の継続に怖さと違和感を感じ、断念。今は不妊当事者の支援団体の代表を務めながら、不妊専門クリニックでカウンセラーとして活動する。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ