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【大学最前線 この人に聞く】AI時代を生き抜くカギは語学・教養力にあり 佐野学園理事長・佐野元泰氏

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佐野元泰・神田外語グループ理事長=東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
佐野元泰・神田外語グループ理事長=東京都千代田区(萩原悠久人撮影)

 すでに突入したグローバル時代にいかに対応し、到来しつつあるAI(人工知能)・IoT(モノのインターネット)時代にどう備えるか。これらのテーマはすなわち、150年を迎えた明治維新以来、わが国が直面し続けてきた「いかに世界と相互(あいご)し、最先端の技術を取り入れてゆくか」という問いに通じる。神田外語大や神田外語学院をはじめとする神田外語グループを統括する佐野学園の佐野元泰理事長(48)にその解を尋ねた。(編集委員 関厚夫)

 --AIによる自動翻訳の精度は年々向上しています。将来は外国語を学ぶ必要はなくなるのでしょうか

 「その問題については、語学教育に携わる者として分析・検討を続けてきました。MIT(マサチューセッツ工科大)のコンピューターサイエンスのスペシャリストの見解をふまえながらお答えしたいのですが、計算機が広く使われ始めたころ、『人間はもう算数の勉強をしなくてもよくなる』などと言われていました。しかし計算機があるからこそ、それを使いこなすために算数の知識が必要になり、それによってさらにより高度な作業が可能になりました。同様にAIによる自動翻訳が改良されればされるほど、それを使いこなして人と人とのコミュニケーションをはかることが重要になり、人間の可能性も広がってゆく。そう考えています。

 もちろんAIをはじめコンピューターやITの知識は大切ですし、英語はその世界でも共通言語です。だから学生たちには英語にプラスするかたちでそれらを勉強しておけば世の中に出たときに『鬼に金棒』だよ、と伝えています」

 〈神田外語グループの発祥は1957(昭和32)年、佐野理事長の祖父の故・佐野公一さんによるセントラル英会話学校創設に遡(さかのぼ)る。建学の理念は『言葉は世界をつなぐ平和の礎』。戦後、日本が世界と対等にわたりあうためには語学が必要であり、その語学を駆使して世界の人とつながり、平和を構築する-という思いが込められている〉

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