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【TVクリップ】「炎上弁護人」真木よう子 敬遠していた難役

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ドラマ「炎上弁護人」に出演の女優、真木よう子(飯田英男撮影)
ドラマ「炎上弁護人」に出演の女優、真木よう子(飯田英男撮影)

 「ずっと避けてきた役がついにきたか、と思った」と笑いながら話す初の弁護士役だ。難解で覚えにくそうなイメージのある法律用語の存在が敬遠の理由だが、「中身を聞いたらそんなにお堅い弁護士の役ではなく、やらせていただこうと」。

 今作のテーマは、インターネット上の会員制交流サイト(SNS)で批判・非難のコメントが殺到する“炎上”だ。演じるのは自宅2階に事務所を構える「宅弁」(自宅を連絡先にする弁護士)の渡会美帆(わたらい・みほ)。大手法律事務所で企業のリスクマネジメントを担当するやり手弁護士だったが、ある企業の炎上案件をめぐって事務所を追われた過去を持つ。

 美帆の性格について、「正義感にあふれ、ものすごく愛情深い人」と分析。自身と重ね合わせ、「自分でも正義感は強い方だと思う。負け試合でも『やってやる』みたいな、自分の情熱に突っ走るようなところはすごく似ている気がします」。

 ある朝、美帆の前に主婦の日下部朋美(仲里依紗)が現れる。“マザー・テレ美”のアカウント名でSNSではタレント並みのフォロワー数を誇るが、自分に冷淡だったマンション業者のモデルルームが火災に遭った映像を発信したことで「拡散を狙った自作自演の放火では?」と一気に炎上。勝ち目の薄い状況に戸惑いつつ、朋美に対する攻撃のひどさに美帆はあえて依頼を引き受け…。

 「『ネットなんてどうせ嫉妬と悪意の塊でしょ』とちょっとばかにしている」美帆と、「どっぷりネットの世界にはまり、善しあしも知っている」朋美-。当初は「理解し合えない者同士で対立もありますが、美帆が身をていして助けたり、朋美の方からも自分のことを話したり だんだんバディ(相棒)になっていくところも物語の核に通じる」。

 朋美の抱える秘密も次第に明らかとなる中、弁護士と依頼人との立場を超えて2人が固い絆で結ばれていくヒューマンドラマだ。

 「匿名で顔も分からず」と評するネットの世界だが、「最後はやはり人がやっていること。美帆の行動を最後まで見れば、おのずと(SNSで)書く言葉の責任についてちょっとは考えていただけるのかなとは思います」。炎上によって劇場化するネット世論の在り方を問う骨太な一作に仕上がった。(文化部 大塚創造)

 ●NHK総合 12月15日(土)午後9時

 真木よう子(まき・ようこ) 昭和57年、千葉県出身。平成13年に女優デビューし、18年には「ベロニカは死ぬことにした」で映画初主演を務めるとともに、「ゆれる」で山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞。25年の日本アカデミー賞では映画「さよなら渓谷」と「そして父になる」で最優秀主演・助演女優賞をダブル受賞した。今年も映画「孤狼の血」と「焼肉ドラゴン」に出演している。

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