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【バスケット通信】1年ぶり復帰の33歳・竹内公輔、2枚看板不在のバスケ代表「勝たせたい」

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1年ぶりにバスケットボール男子日本代表に復帰した竹内公輔。W杯予選での活躍が期待される=東京都北区(奥村信哉撮影)
1年ぶりにバスケットボール男子日本代表に復帰した竹内公輔。W杯予選での活躍が期待される=東京都北区(奥村信哉撮影)

 バスケットボールのワールドカップ(W杯)アジア2次予選F組第3、4戦(富山市総合体育館)を控える男子日本代表に頼もしいベテランが戻ってきた。11月30日のカタール戦、12月3日のカザフスタン戦に向け、約1年ぶりの代表復帰を果たしたのは33歳の竹内公輔(栃木)。「今は予選で4連勝していて流れがいい。力にならないといけない」。米NBAのグリズリーズでデビューを果たした渡辺雄太(24)、米ゴンザガ大で大活躍する八村塁(20)の2枚看板不在の中、206センチのビッグマンは断固たる決意で大事な2連戦に臨む。

 双子の弟、譲次(33)=A東京=とともに“2メートルツインズ”として京都・洛南高時代から注目を集め、慶大在学中に日本代表入り。2016年に加入した栃木をBリーグ初代王者に導くなどゴール下での強さは今も健在で、17年から日本代表を率いるフリオ・ラマス監督(54)も初采配となった同7月のウルグアイとの強化試合を皮切りに、8月のアジア・カップ、11月のW杯アジア1次予選B組第1、2戦にも竹内公を招集している。

 だが左膝負傷のため、18年2月の1次予選第3、4戦は招集辞退を余儀なくされた。チームも予選4連敗と崖っぷちに追いやられたが、同6月の第5戦では日本国籍を取得したBリーグ初代MVPのファジーカス・ニック(33)=川崎=と米国でのシーズンを終えた八村の活躍で強豪の豪州を撃破。続く台湾戦も快勝し、チームは2次予選進出を決めた。同9月の2次予選第1、2戦はファジーカスを負傷で欠いたが、渡辺が参加。八村とともに攻守両面で圧倒的な存在感を示し、カザフスタンとイランを破った。

 4連勝を飾ったこの期間、竹内公に声はかからなかった。「特にそういうの(悔しさ)はあまりなかった。6月に関しては膝の状態も悪く、選ばれても辞退していたと思う」。ただ「僕はシーズンオフで治療に専念しているのに、みんな練習していて、申し訳ない」とある種の罪悪感を抱かずにはいられなかった。一定の療養期間を確保して迎えた今シーズンはコンディションも上々。ここまで17勝2敗と東地区首位を快走する栃木でのパフォーマンスも評価され、再び日の丸を背負うことになった。

 コンディション良好とはいえ、左膝に「爆弾」を抱えている事実は変わらない。それでも招集に応じたのは渡辺、八村の不在で手薄となったインサイドを支える責任感と、熱狂的な栃木ファンの後押しがあったからだ。代表から離れている間もファンクラブのイベントで大勢の人から「代表でもまた頑張って」と声をかけられたという。「膝が壊れたら壊れたでいい、くらいの気持ちで来た」。冗談めかしつつも、表情には強い覚悟がにじみ出た。

 ブランクも影響し、代表の戦術理解は万全とはいえない。だからこそ今回は黒子に徹し、ファジーカスの得点力を生かすプレーを心がける。「ニック(ファジーカス)が中心になると思うので、彼が気持ちよくプレーできるようサポートできたらいい。チームを勝たせたい」。豊富な経験を生かし、W杯出場を狙うチームを縁の下で支えてみせる。(運動部 奥村信哉)

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