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日本を変えた技術 東京の国立科学博物館に大集合

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重要文化財の「蘇言機(そごんき)」は日本初の録音機。1878(明治11)年に録音・再生実験が行われた(伊藤洋一撮影)
重要文化財の「蘇言機(そごんき)」は日本初の録音機。1878(明治11)年に録音・再生実験が行われた(伊藤洋一撮影)

 「明治150年 日本を変えた千の技術博」が東京都台東区の国立科学博物館で開かれている。くらしや産業に大きな影響を与えた明治から平成までの製品や資料など科学技術の“遺産”約600点を集めたもので、卓越した日本人の技術力を改めて実感できる。

平野ノラよりずっと前

 明治改元から150年、そして来年の改元。「変わる」に合わせ、日本を大きく「変えた」科学・技術の成果を一堂に集めた。同館が所蔵する、エジソンが明治天皇に献上した蓄音機「エジソン クラスM」など、ふだん見ることができない資料も展示されている。

 とはいえ強烈な印象を放つのは、昭和の道具たちかもしれない。何しろ大きい。例えば、現代の生活に欠かせないスマートフォンの始祖ともいえる肩掛け式の携帯電話。バブル経済期の風俗を素材にするお笑い芸人、平野ノラが小道具で使っているが、改めて間近で見ると大きい。

 同展は、無線通信の発達を源流からたどる。米国のグラハム・ベル(1847~1922年)によって発明された実用的な電話は明治10(1877)年に日本に入ってきた。交換手につないでもらう当時の電話のかけ方を映像で紹介しているのが興味深い。

 電話機は当初、米国製にならってつくられたが、やがて日本人に合わせた形へ改良されていった。

 明治に登場し、戦後しばらくまで使われたデルビル磁石式電話や初めて100円硬貨に対応した黄色の角型公衆電話など、なんでも掌のなかで済ませるスマートフォン世代には、どう映るのだろうか。

 大きいといえば、昭和5年に芝浦製作所(現東芝)が米GE製をモデルに国産化した初の電気冷蔵庫は、まるで金庫だ。

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