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【木下隆之の試乗スケッチ】ボルボXC40 打倒ドイツ勢へ“真逆”の販売戦略

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 駆動方式はFFとAWD。FFは「T4」のみ、ハイパワーの「T5」ではAWDだけの設定になる。

 味付けによって3種類のグレードスタイルが用意されている。もっともカジュアルなのが「モメンタム」、高級感を強調したのが「インスクリプション」、もっともスポーティなのは「Rデザイン」といった個性の住み分けがされている。

 たとえば190psのエンジンが欲しいとなった場合は「T4」から選ぶことになる。グレードは「モメンタム」が気にいったとしよう。そこからさらにFFかAWDの選択に迫られる。タイヤも18インチと20インチが選択可能だ。

 さらに付け加えれば、「Rデザイン」などは、外装色が6色。内装色は4パターン。どれを選択していいか悩んでしまう、

 その豊富な品揃えが、鼻息の荒さを物語っている。インポーターは輸入販売会社だから、本国がラインナップするすべてを輸入するわけではない。日本市場を吟味して、売れるモデルだけを取り寄せるのが通例だ。売れる見込みのないモデルをラインナップするのは、コストがかさむからだ。

 でもユーザーの気持ちを考えれば品揃えは増やしたい。あるいは売る自信があれば品揃えを増やす。ライバルであるアウディQ2やメルセデス・ベンツGLAがグレードを絞り、ピンポイントで販売攻勢をかけているのとは対照的である。それがつまり、ボルボジャパンのXC40にかける意気込みと自信の表れのような気がする。

 試乗に与えられた2日間がまったく飽きなかったのは、それぞれのXC40が個性的だったからだろう。

 「木下隆之の試乗スケッチ」は、レーシングドライバーで自動車評論家の木下隆之さんが、今話題の興味深いクルマを紹介する試乗コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちらから。

 木下さんがSankeiBizで好評連載中のコラム「木下隆之のクルマ三昧」はこちらから。

【プロフィール】木下隆之(きのした・たかゆき)

木下隆之(きのした・たかゆき)レーシングドライバー 自動車評論家
ブランドアドバイザー ドライビングディレクター
東京都出身。明治学院大学卒業。出版社編集部勤務を経て独立。国内外のトップカテゴリーで優勝多数。スーパー耐久最多勝記録保持。ニュルブルクリンク24時間(ドイツ)日本人最高位、最多出場記録更新中。雑誌/Webで連載コラム多数。CM等のドライビングディレクター、イベントを企画するなどクリエイティブ業務多数。クルマ好きの青春を綴った「ジェイズな奴ら」(ネコ・バプリッシング)、経済書「豊田章男の人間力」(学研パブリッシング)等を上梓。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

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