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薬物依存回復施設「ダルク」 住民反発も共生求め

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地域のゴミ拾いに参加する近江ダルクの入居者ら=9月、滋賀県東近江市
地域のゴミ拾いに参加する近江ダルクの入居者ら=9月、滋賀県東近江市

 覚醒剤などの薬物依存者の回復や社会復帰を支援する民間リハビリ施設「ダルク」。依存症に苦しむ人たちの社会復帰を後押ししてきた実績がある一方で、施設に不安を覚える周辺住民も多い。滋賀県東近江市の「東近江ダルク」で昨年9月、入所者が殺人未遂事件を起こすと住民から移転を求める声が上がった。入所者の更生と地域との共生の両立の難しさが浮き彫りになっている。(花輪理徳)

仲間がいるからこそ

 ダルクは薬物依存症に苦しむ人が集い、社会への復帰を目指す民間施設で、昭和60(1985)年に東京都荒川区に開設されて以降、全国で70以上の施設が開設された。

 運営はNPO法人などの形態が多く、それぞれの施設は独立し、運営費は自治体からの補助金や入所者が受け取る生活保護費の一部などで賄っている。寮長同士がアドバイスや意見交換をすることはあるが、運営には互いに干渉しない。

 運営形態や生活におけるルールは施設によって異なるが、依存症に苦しむ人同士が助け合い、回復を目指す点は共通している。施設を運営する寮長らスタッフも薬物依存症に苦しんできた人たちが多い。

 昨年6月に開設した東近江ダルク。寮長の高嶋至さんは16歳で覚醒剤に手を出し、5回服役した。「覚醒剤で得た強烈な幸福感を1度でも味わうと脳が壊れてしまい、自分の力ではどうしようもなくなってしまう」。高嶋さんは薬物依存の恐ろしさをこう語る。

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