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【経済インサイド】5台に1台、ハイブリッド車は「普通の車」になった

ホンダが発売する新型ハイブリッド車「インサイト」=東京都港区
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 モーターとエンジンを併用するハイブリッド車(HV)の保有台数が右肩上がりで増え、国内の乗用車(軽自動車を除く)のほぼ5台に1台を占めるまでになった。エンジンによる駆動をモーターで助ける「マイルドHV」や、エンジンで発電してモーターを動かす日産自動車の「eパワー」など、多様化も進む。背景には世界的な環境規制強化があり、「特別な車」ではなくなってきたHVが電動車の普及を牽引(けんいん)する構図は、当面続きそうだ。

 自動車検査登録情報協会によると、平成29年度末のHV保有台数は、前年度末比14・8%増の751万2846台(軽自動車除く)。乗用車に占める比率は2・4ポイント上昇し、19・0%となった。

 ホンダが年内に新モデルを投入し、4年ぶりに復活させる「インサイト」は、日本のHVを象徴する存在だ。11年に初めて販売され、トヨタ自動車の「プリウス」とともにHVの創生期を支えた。26年に生産終了した前モデルは、電池などのユニットを荷室の下に搭載するため、後部座席が狭く、天井が低かった。

 だが、新型車はユニットを小型化して後部座席の下に収納し、こうした制約をなくしたという。ホンダの担当者は、「ハイブリッド車が当たり前の時代となり、車の本質的な価値を提案したい」と話す。

 プリウスなどは、低速ではモーターで走り、速度が上がるとエンジンで走行。効率の良い速度領域でそれぞれの駆動系を使うことで燃費性能を高めた。こうした「ストロングハイブリッド」が主流のHVだが、普及に合わせて多様化も進んでいる。

 その一つが、モーターが比較的小さいマイルドHVだ。SUBARU(スバル)は、同社の世界最良販車であるスポーツ用多目的車(SUV)「フォレスター」に、マイルドHVを設定。排気量2・0リットルの水平対向エンジンとモーターを組み合わせた。担当者は、「力強い走りを実現し、悪路での走破性も強化した」と話す。搭載されているのは価格の高い上級モデルだが、新型フォレスターの販売の45%を占めるという。

 マツダは、11月末に米国で開幕するロサンゼルス自動車ショーに、全面改良した「マツダ3(日本名・アクセラ)」を出展する。新型エンジン「スカイアクティブX」とモーターを組み合わせたマイルドHVで、来年発売する予定だ。

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