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【酒呑み鉄子の世界鉄道旅】男子憧れ、かたまり肉にかぶりつく! ドイツワインに気取りは無用

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 【酒呑み鉄子の世界鉄道旅 地酒を飲みまくるドイツ鉄道の旅(2)】ドンッ。重たい鉄板も何のその、両手に2枚ずつ軽々と運んできた大柄なウェイトレスが、私の目の前に勢いよく置いた茶色い物体の迫力に、一瞬言葉を失った。大人のこぶしふたつ分はあろうかという、骨付きの豚肉がドーン。ドイツの名物料理「シュバイネハクセ」だ。(写真・文/トラベルジャーナリスト 江藤詩文、取材協力:ドイツ観光局レイルヨーロッパ

 これはニンニクやハーブでマリネした豚すね肉を、骨付きのまま炭火で焼き上げたもの。燻製の香ばしさをまとった熱々にかじりつくと、バリッとした歯ごたえのある皮の下に、じゅわ?っとしみ出す脂とうま味が潜んでいる。今回の旅先バイエルン州で、特に好まれる料理だ。

バイエルン州の名物料理シュバイネハクセ。ちなみにこれで1人分。じゃがいもの団子と山盛りのザワークラウトが付いてくる
バイエルン州の名物料理シュバイネハクセ。ちなみにこれで1人分。じゃがいもの団子と山盛りのザワークラウトが付いてくる

 ちなみに上の写真、知り合いの(昭和世代)男性に妙に受けがいい。理由はこれだ。故・園山俊二氏によるギャグ漫画「ギャートルズ」が原作のアニメ「はじめ人間ゴン」の主人公ゴンが持っているマンモスの骨つき肉。ま、こちらはマンモス肉ではなく豚肉だが、バイエルン州に来れば、子どもの頃に夢見たあの骨付き肉が、わりと日常的に食べられるというわけ。

ワイナリー巡りの拠点とした街ヴュルツブルクへは、ドイツ版新幹線のICEでフランクフルトから1時間ちょっと、ミュンヘンから2時間ちょっと
ワイナリー巡りの拠点とした街ヴュルツブルクへは、ドイツ版新幹線のICEでフランクフルトから1時間ちょっと、ミュンヘンから2時間ちょっと

 日本では「バイエルン」といえば「ソーセージ」だが、実はドイツ南東部に位置するバイエルン州には、6世紀にまでさかのぼる、ヨーロッパの中でも長い歴史に育まれた伝統的食文化がある。そのうえ、自動車をはじめとする工業が盛んで、経済的にも豊かだ。ドイツの中では気候が比較的温暖で、食材にも恵まれた、ドイツでもトップクラスのグルメの都なのだ。

秋の味覚、アンズ茸やセップ茸のクリーム煮は地元の白ワインと相性抜群
秋の味覚、アンズ茸やセップ茸のクリーム煮は地元の白ワインと相性抜群

 そんなバイエルン州で楽しめるのは、もちろん肉料理だけではない。食べ歩き好きなら、おすすめは春と秋。春はホワイトアスパラガス、秋はアンズ茸やセップ茸といったキノコ類の季節。ホワイトアスパラガスは、軸がしっかりと太くジューシーで、甘みの中にほんのりと春の苦味を含んでいる。アンズ茸やセップ茸は、森の苔のようなしっとりとした大地の香りがして、シャキッとした歯ざわりが心地いい。どちらも日本ではなかなかお目にかかれない食材だ。

マリエンベルク要塞から眺めたヴュルツブルクの街並み。マイン川の左岸に広がる斜面が広大なぶどう畑になっているのがわかる
マリエンベルク要塞から眺めたヴュルツブルクの街並み。マイン川の左岸に広がる斜面が広大なぶどう畑になっているのがわかる

 また、バイエルン州といえば州都ミュンヘンのビール祭り「オクトーバーフェスト」があまりにも有名なため、ビールの街と思われがちだが、実はワインの一大生産地でもある。

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