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【太陽光発電は人を幸せにするか】(19)「行政だって訴訟が怖いんです」 

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太陽光発電所の方から流れた雨水が激流となって市道を流れている。撮影した渡辺一雄さんは軽トラックで見に来たが、あきらめて引き返したという=平成28年8月、茨城県つくば市沼田(渡辺さん提供)
太陽光発電所の方から流れた雨水が激流となって市道を流れている。撮影した渡辺一雄さんは軽トラックで見に来たが、あきらめて引き返したという=平成28年8月、茨城県つくば市沼田(渡辺さん提供)
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 今年6月15日、水戸地裁である判決が言い渡された。地方版の片隅に載った小さな記事は、太陽光に携わる関係者にとっては、大きな意味を持つ判決だった。

 岡田伸太裁判長が読み上げた主文は「茨城県の不許可処分を取り消す」というものだった。

 平成28年2月25日、茨城県は同県つくば市沼田に太陽光発電施設の建設を予定していた事業者の設置許可申請を認めず、不許可とした。これによって太陽光発電事業者「マツモト」(茨城県つくば市)は沼田地区の建設を断念せざるを得なくなった。同社は県の処分の取り消しなどを求め、提訴した。

 自然公園法では、国定公園などの特別な地域に太陽光発電施設を設置したり、立木を伐採したりする場合、事前に知事の許可を取らねばならないとする条項がある。

 茨城県は現地を調査し、太陽光発電施設のそばに筑波梅林があり、観光バスの駐車場になっていることを理由に「筑波山山頂からの景観を太陽光発電施設が著しく妨げる」として、申請を退けた。

 予定地が水郷筑波国定公園内にあることを論拠に、業者側の計画を止めるアイデアを出したのは、当時の橋本昌知事だったとの証言を前回、紹介した。

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